マスターズ名勝負ミケルソンアーメンコーナー攻略無冠の帝王を返上!
マスターズ名勝負2004年編で、今回はフィル・ミケルソンです。
この年のマスターズでは、フィル・ミケルソンは最終日に見事にアーメンコーナーを攻略。
そして、最終ホールの18番での、グリーン上の勝負をバーディーでしめて、無冠の帝王を返納した大会でした。
最強のレフティーで、最強の無冠の帝王は、その後もメジャーを勝ってメジャー5勝です。
現在現役では、最多勝利数ランキングで44勝で9位。
グランドスラム達成まで足りないのは「全米オープン」のみになりました。
が・・全米オープンは2位がなんと~~
「6回」
これこそ最強の2位かも!!
フィルミケルソンは2004年のマスターズを勝利しメジャータイトルを奪取するまでの間は
「最強のレフティー」
そして
「無冠の帝王」
「最強の2位」
などといわれていました。
こういうあだ名的な言葉って、枚挙に暇がないですよね。
いつ勝ってもおかしくない、この最強のレフティーはメジャーでの2位が、本当に多かったのです。
思い出すのは、1999年のペインスチュワートとの全米オープン。
これも1打差で負けました。
このときの3位はタイガーウッズです。
ペイン・スチュワートとミケルソンの死闘!1999年悲願の全米オープン優勝
さて、そのフィルミケルソンの2004年は、圧巻でした。
まさに、勝つべくして勝ったようなものだと思います。
Contents
2004年マスターズでのフィルミケルソンの戦い方
このときのミケルソンは第3ラウンドで魅せます。
この日はボギーをたたかない、堅実なゴルフで前半伸ばしたスコアを、後半は堅実に守るゴルフを展開!
三日目を終ってみれば、クリス・ディマルコと同じ6アンダーで、トップタイの位置です。
注目のタイガーウッズは、3日目終って3オーバーで20位タイで、おそらく届かない位置!
クリス・ディマルコはマスターズ初出場で、この位置なので健闘していました。
翌年のタイガーウッズとの優勝争いは見事でした。
タイガーウッズ マスターズ16番の奇跡!クリスデマルコと力と技の勝負!
(その時の勝負の内容です)
さてその最終日ですが
勿論最終日は最終組でスタート。
ところがこの最終組ですが、ともに前半にスコアを崩してしまいます。
その為に大混戦。
誰が勝ってもいい状態に。
特に爆発したのが
「アーニー・エルス」
- 8番パー5でイーグル
13番パー5でイーグル
15番パー5でバーディー
この時点で2位以下に3ストローク差をつけて首位に立ったわけです。
これでは、ミケルソンもディマルコもピンチです。
ここから4打追いつかないと優勝できないわけです。
ミケルソンのアーメンコーナーの攻略の結果は?
ここからがミケルソンの圧巻
まず11番から始まるアーメンコーナー
マスターズで勝つためには、このバックナインの11番からのアーメンコーナーを攻略しないと、勝利の女神は微笑まないといわれています。
そんなこのアーメンコーナーをミケルソンは
12番パー3でバーディー
13番14番で連続バーディー
そして16番パー3でのぼり4メートルを沈めてバーディー
この時点でエルスを捉えます。
すごいですね。
神に祈れといわれる、難ホールのアーメンコーナーを斯くもコケにしたのですから!
この時点で、エルスは先にホールアウト。
そしてミケルソンは17番はパー
勝負の18番に向かうわけです。
いつでも、名勝負の舞台は決まっています。
最終日、最終組、最終ホールのグリーン上です。
18番のティーショットは、フェウェイを捉え2オンに成功。
そして、勝負のバーディーパットは5メートル。
それを決めるわけです。
決めた瞬間・・全身で飛び上がって両手両足を、広げたパフォーマンスは有名です。
このときミケルソンはツアー優勝が23勝目。
これもまたすごいです。
23勝するまでメジャーに、一度も勝てなかったのですから、これぞ無冠の帝王ですね。
翌年の主役は、その時に最終組で回った
「クリス・ディマルコ」
タイガーウッズとの圧倒的な力と圧倒的なゴルフは自分と戦いを貫いたディマルコとの最終日の死闘は本当に名勝負でした。
タイガーウッズ マスターズ16番の奇跡!クリスデマルコと力と技の勝負!
この勝負は、力と技の激突でした。
ウッズの2オンしたロングホールと、刻んだデマルコの技が象徴しています。
マスターズのイラスト入りの、スリクソンXVボールです。
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マスターズトーナメント・オーガスタのことは名勝負までここで完結
私は以前の会社では、結構な期間接待ゴルフ要員でした。
その時の経験を、記事にしてみました。
とてもいい経験をさせていただいたと、思っています。
接待ゴルフの意味と勝つか負けるか?会話などの経験をまとめてみた!
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フィルミケルソンのメジャー勝利のまとめ
ミケルソンは、そのあとマスターズには、2006年と2010年に優勝しています。
米PGAツアー通算42勝は最多勝ランキングで9位です。
現役では、上にはタイガーウッズがいますが、それに次ぐ勝利数です。
全米オープンを勝利すれば、念願のキャリアグランドスラムを達成しますが、できれば優勝して達成してほしいですね~~~
フィルミケルソンは、今はこうもいえると思います。
「ミスターゴルフインアメリカ」(私が勝手に言ってることです)
アメリカでは絶対的な、絶大な人気です。
ミケルソンが、上位にいるだけで本当に盛り上がります。
今でも、最強のレフティーであることは、間違いがないですね。
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