世界名門ゴルフコース・シネコックヒルズは全米オープンゴルフの会場
世界名門ゴルフコースランキングで常にベストテン入りする歴史ある名門コース。
シネコックヒルズは全米オープンゴルフの会場でこれまでに4回開催の実績。
ウィリアム・フリン氏の傑作としても有名です。
コースの場所は米国ニューヨーク州ロングアイランドのサウサンプトンです。
米国ニューヨーク州ロングアイランドのサウサンプトンある歴史ある名門ゴルフクラブ。
米国でも最も古くからあるゴルフ場です。
1891年には12ホールがオープンし、翌年には18ホールが完成して営業開始。
全米オープンはここシネコックヒルズでは過去4回開催されています。
2018年もシネコックヒルズの開催が決定しています。
Contents
ウィリアム・フリン氏の最高傑作のシネコックヒルズ
シネコックヒルズを歴史あるコースから、超名門コースに引き上げたのがコース設計家の
「ウィリアム・フリン」
という方です。
(出典元:https://www.imart.co.jp/より引用しました)
ウィリアム・フリン 氏と名門コースのシネコックヒルズは切っても切れない縁で結ばれています。
ウィリアム・フリン 氏は(1890~1944年)数々の名門コースを設計してきました。
(1) Shinnecock Hills Golf Club
(2) Merion Golf Club – East / West Course
(3) Cherry Hills Country Club
(4) The Country Club (Brookline, MA)
いずれもフリン氏の設計によります。
1のシネコックヒルズは過去に全米オープンが4回開催されています。
2018年も全米オープンの開催が決まっています。
2のメリオンゴルフクラブは2013年に全米オープン開催コースです。
しかもメリオンゴルフクラブは過去5回全米オープンが開催されています。
3のチェリーヒルズカントリークラブも過去に全米オープンが3回開催されています。
4のザ・カントリークラブも全米オープンが3回開催されているようです。
しかしフリン氏の設計コースでの最も傑作といわれているのは今回紹介する
「シネコックヒルズ・ゴルフクラブ」
です。
シネコックヒルズゴルフクラブがある場所はアメリカ合衆国、ニューヨーク州ロングアイランドのサウサンプトンという所に立地しています。
その歴史は古く、1891年に12ホールでプレーできたということです。
翌年の1892年には18ホールのプレーができるコースが完成したとあります。
このコースを設計したのは
ウィリー・デービス(Willie Davis)という方のようです。
特徴があるのはコースもさる物ながら、クラブハウスですが、当時としては珍しいロッカールームやシャワー室などが設置されていて、食事の提供もされていたようです。
まあこうなればアメリカですから、ここはエリートが集まる社交場へと変化していくのに、さほど時間がかからなかったようです。
1930年代のウィリアム・フリンの改修に至るまでの間数回のコースの改造、改修工事があったようです。
その後1930年代に入ってウィリアム・フリン 氏による改修を開始。
今のコースに生まれ変わったコースが完成したのは1931年です。
1931年にウィリアム・フリン 氏による改修が完成したシネコックヒルズは、数々の名勝負を生んできたコースでもあります。
(出典元:https://www.imart.co.jp/より引用しました)
2015年版の全米ベストコースランキングではシネコックヒルズゴルフクラブは4位です。
おそらく世界名門ゴルフコースランキングでは4位にセントアンドリュースオールドコースが入るので5位かと思います。
上記のコースでアメリカ版のランキングではメリオンゴルフクラブイーストコースが第5位にランクイン。
しかし全長が6740ヤードでパーが70なのですが、そのコースの長さが話題になるようですが、しかしそうは言ってもコース自体は超難関。
シネコックヒルズのコースレコードを樹立したアダムスコット
とは言っても非公式のプライベートのラウンドでの記録です。
アダムスコットは2013年マスターズを制覇。
年間王者を賭けるフェデックスプレーオフシリーズに向かう途中に立ち寄った「シネコックヒルズ」
実は2004年にここシネコックヒルズで開催の全米オープンでは予選落ちを喫しています。
そのシネコックヒルズで参考レコードですが赤ティ(レディース)ですがなんと・
「63」
のコースレコードを出したということのようです。
この赤ティー(RED)のコースレーティングは
「74.4」 です。
全米オープンティーは
「74.7」 のようです。(HPより・・)
それまでのコースレコードは、1996年にやはりプライベートででラウンドしたレイモンドフロイドの
「64」
1打塗り替えたわけです。
過去に予選カットの憂き目に会ったコースでコースレコードとは気持ちが良いでしょうねえ。
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2004年の全米オープンでの公平さを欠いた全米オープン
2004年にシネコックヒルズで全米オープンが開催されました。
そのときこのコース運営についてUSGAは批判の嵐に見舞われたんです。
なんで??
問題は最終日の平均スコアにあったわkですがなんとその最終日の平均スコアが・・
「78.727」
です・
この日田中秀道が79のラウンド。
本人ガックシなのですが、ところがそれでも43位から36位という順位が上がるという現象で摩訶不思議・・
例えばぺブルビーチでは2000年に3日目が77.12というスコアがあったようです。
1972年にはなんと78というスコアが残っているようですが、ぺブルビーチはパーが71です。
シネコックヒルズはパーが70ですからこれが近年での、一番のオーバーパーということになろうかと思います。
例えばジェリーケリーは・・・
「まるで冗談のようだよ。優勝スコアが高いことは誰も気にしない。むしろフェアなゴルフ、良いゴルフを見せるセッティングにすべきだ」
タイガーウッズは・・・
「コースそのものはすばらしい。初日、2日目のセッティングは、パーフェクトだった。しかし、3日目はシビアになり、最終日には手がつけられなくなった」
例えば最も評判の悪かった7番のパー3ですがなんとパーオン率が
「18.2パーセント」
これって笑ってしまいませんか?
最高ランクのプロが集まってこんなパーオン率なんですから・・
何で?
グリーンが右から左に傾斜していて、芝が乾燥している上にものすごい高速グリーンの設定のために載ってもほぼ転がって落ちてしまうのだそうです。
(出典元:https://www.imart.co.jp/より引用しました)
コース側の説明では・・
「このコース特有の風は、海からの湿気を含んだ南東からの風だが、週末、北西からの暖かい乾いた風が吹き荒れた。そのために、グリーンが予想以上に乾ききってしまったのと、たとえば、7番では右斜めからのフォローの風となり、よけいボールが止まりにくくなってしまった」(ウォルター・ドライバー、USGA競技委員長)
ということでUSGAは不測の事態という説明のようなのですが・・・
しかしこの7番で信じられない事態が起こったのです。
それは・・・
この7番があまりにシビアなために最終日はローラーをかけないと約束していたにもかかわらず、この委員長の発言!
「私はローラーをかけることを命令していない。たぶんメンテナンスクルーが、いつもの通りにやってしまったのだろう」
なんか変ですよね。
それと最終日に最初の2組4名のうち3名がなんとこの7番でトリプルボギーを打った時点でUSGAはその深刻さに気がついたということのようですが、まずいのはそこで7番に水をまいたということです。
そして7番以外でもその水撒きを数グループおきに行ったということで、これがプレーの公平さを疎外しているという批判ということのようです。
確かに水をまいても乾いていくでしょうから、水をまいた直後と水をまく直前ではグリーンの速さも硬さも全然別物かもしれません。
トムカイトがいいことを言っています。
「世界で最高の選手が誰もアンダーを出せないなんて(最終日はイーブンパーの70がベストスコア)。グリーンを速くすることしか手がないのだろうが、やり過ぎだ」
しかしこの大会で優勝したレティーフグーセンはこういっています。
「7番? 私は4日間でグリーンを外したのは1回だけ。7番アイアンで、斜面に対してスライスボールを打ってボールを止めていた」
う~~~ん
優勝したグーセンにしてみればなんてことはなかった?
そうも取れる発言ですが、しかし開催中に水をまくなって言うのはまず以って聞いたことがないのですが、みなさんは聞いたことがありますか?
しかもメジャー大会ですよ~~~
そうは言ってもシネコックヒルズはすごい名門コースです。
これからも全エビオープンが開催され続けて行くでしょうし、アメリカのゴルフ歴史そのもでもあるわけです。
上記リンクは全米オープンの名勝負や歴史について紹介しているまとめページです。
シネコックヒルズでは1995年にコーリーペイビンが優勝していますが、そのときはライブで見ていました。
最終ホールのバッフィーでのショットは感動的でした。
今年も来月に全米オープンがやってきますねえ~~
今からすごく楽しみです。
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