ジョン・ヘンリー・テイラー近代ゴルフの3巨人で全英オープン5勝
ジョン・ヘンリー・テイラー近代ゴルフの3巨人で全英オープン5勝の実績があります。
ハリーバードン、ジェームス・ブレードとともに近代ゴルフの3巨人といわれます。
くしくも3人が同年代でのよくライバルで競ったことがゴルフの発展につながったようです。
ジョン・ヘンリー・テイラーはイングランドのノースデボンに1871年に生まれます。
1871年というと最大のライバルのハリーバードン、ジェームス・ブレードと年齢が一才しか違いません。
生まれの成果は貧しい労働者階級だったようです。
10歳ころからキャディーの仕事を始めて、テイラー自身もゴルフを始めたことは極めて自然だったと思います。
身長が168cmと欧米人としては小柄でしたがそれをはねのけるような身体能力というか天賦の才があったのだと思います。
どんどん腕を上げて全英オープンに初出場して、次の年には優勝。
以降全英オープンには2連勝を含む5勝することに。
その勝利年度は
1895年、1900年、1905年、1906年、1909年です。
これは最多勝利回数のハリーバードンに次ぐ2位でジェームスブレードと同じ。
近代ではトムワトソンの5勝と並びます。
当時の1900年前後のプレーヤーではまさにゴルフ界の彗星だったのだと思います。
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近代ゴルフの3巨人がどれだけ強かったのかの証明
その証明に1894年~1914年の21年間で、この3人のほかの方の手に全英オープンのタイトルが渡ったのはたったの5回しか無いのです。
これは本当に驚くべきことです。びっくりです。
この3人が当時のゴルフ界の大スターだったわけです。
ただしこの3人のうちで全米オープンを制覇したのはハリーバードンだけです。
ハリーバードンは全英オープン6勝でトップの勝利回数、全米オープン一回で等たるで7勝しています。
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ジョン・ヘンリー・テイラーの心にしみる名言の一つ
ジョン・ヘンリー・テイラーこの有名な言葉にこういうのがあります。
「ゴルフというのゲームは単に娯楽とみなすならば、その人にとってゴルフは永遠に解けない謎となるだろう。」
う~~ん
これは奥が深いですねえ。
前回ジェームスブレードの記事でも書いたのですが、人生とゴルフが何の分け隔てもない淡々とプレーする、果たして楽しんでいるのか?
日常生活でもいつものルーチンを淡々とこなして仕事をする姿にいったいゴルフとは?
息子とのプレーでいいプレーを見せられなくても淡々と会話を楽しんでプレーする姿!
何とも言えないですね。
上記の言葉ですが、ゴルフは簡単に言えば数種類のクラブ、14本のクラブを使って直径が108㎜のホールに球を入れる競技です。
天候も違えば自然の条件も違うし、ましてその日の調子もまた日々違うわけで、きょう70台のスコアでも明日は80台かもしれないわけです。
この不思議さはどこから来るのか?
それと優勝するパットの30センチがいかに長く感じるかによって、実際にトムワトソンは極端なイップスにかかってなかなか勝てなかったわけです。
普通は初心者でも入る30センチが…です。
倉本昌弘が言った言葉に集約されるかもしれません。
「プロ入りして22年で突然にそれはやってきて突然に去った。不思議の一言だ」
2003年に当時の新記録59を出した時のことです。
これを複数回やることはかなわないことなのです。
しかもそのチャンスは突然にやってくる。
私たちアマチュアでもそうです。
今日は何が良くて82出せたんだ?
くっそ~~この間82なのになんで今日は93も・・
此れの繰り返しです。
これこそがゴルフの奥深さなのではないでしょうか?
これをどう理解すればいいのか?
もう一つの名言を
「最も崇高な目的は、人を驚かすような素晴らしいショットではなく、ミスをひとつひとつ着実にへらしていくことである。」
これはよく言われることですよね。
ゴルフはミスを犯すことを減らしていくゲームだって。
ミスしなければいいスコアで上がれるわけですが、しかしそうはいかないのがまたゴルフです。
100年前にはもうこういう言葉が言われていたわけです。
ジョン・ヘンリー・テイラーの言葉には奥の深い意味が込められているようです
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