ジェイソンデイ・全米プロ選手権涙の優勝の裏に隠された感動秘話その2

ジェイソンデイ・全米プロ選手権涙の優勝の裏に隠された感動秘話その2です。

スクールのコーチ、コリン・スワットン氏との出会いがその後のデイの環境を一変させます。
父と同じように練習していた時が戻ってきたのです。
そして全豪アマを総なめ。世界ジュニア選手権も優勝。

世界に羽ばたく準備は整った!

ジェイソンデイの父親代わりのコーチ、コリン・スワットン氏との出会いがその後の人生を変えたようです。

彼、コリンスワットン氏は入学当初からジェイソンデイの類まれな才能を見抜いていたと言っています。

このコーチスワットンはジェイソンの父親代わりという存在で、徐々に少年時代と同じ朝5時からの練習にマンツーマンで指導したということですからこれもまたすごいです。

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ジェイソンデイのゴルフが日の目を見る日がついに来た!

そしてついにジェイソンデイのゴルフが日の目を見る日が来た!

2004年に豪州国内の学生タイトルで、7タイトルを獲得したといいますから、いくつあるのかわかりませんがほとんど勝ったのでは?

それに合わせてU-19の豪州・NZ選手権でも優勝したのでした。

その強さはタイガーウッズの再来といわれました。
勿論タイガーウッズは彼、ジェイソンデイの目標でもあったわけです。

そのタイガーが出場した1991年の「ゴルフ・ジュニア世界選手権」の記録を塗り替える、7アンダーというスコアで優勝。

この時点でジェイソンデイは世界最高のアマチュアに君臨したわけです。

彼の状況はこの年に一変したのは言うまでもないことです。

ただしそうはいっても家族の暮らしが良くなるということでは全くないわけです。
アマですから賞金を稼ぐというわけではないですから。

高校を卒業するとこの世界最高のアマチュアはプロに転向。
アメリカツアーを目指すことに。

息子をアメリカのツアーに送り出すためにその時にロックハンプトンにあったもう一軒の家も抵当に入れて資金を工面したのだがそれでもまだ足りない。

そうですよね。

アメリカを転戦するわけですから、宿泊や交通費やいろんな面で資金が必要です。

いくら世界最高アマとはいっても速攻でスポンサーがつくわけでもないですから。

そこで今度はコーチのスワットン氏が高校のコーチを辞任することになったわけです。

ジェイソンデイのコーチとキャディーに専念するためです。
このスワットンさんも人生をこのジェイソンデイという青年にかけたわけです。

あのジョーダンスピースの高校のコーチの方もそうでしたよね。
スピースがプロ転向するときに一緒に高校を退職してスピースのキャディーに。

こちらのジョーダンスピースに人生をかけたわけです。
スピースはその数か月後に速攻で開花しました。

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ジェイソンデイのアメリカでのプロデビュー後の成果

2006年にプロデビューして2008年に渡米。

アメリカツアーに参戦したデイはその後順調に成績を伸ばしていくことに。

2010年にはバイロンネルソンで優勝。

然しどうしても勝てなかったのがメジャー大会。
例えばメジャー大会に20回参戦して10位以内が9回という成績で、あと一歩という状態が続いていたのでしたね。

しかも2011年の成績ですが、マスターズと全米オープンで2位という苦杯をなめることに。

2013年もマスターズ3位、全米オープン2位という成績であと一歩が出なかったんですよね。

2015年は最終日まで全米オープン全英オープンともに最終日が最終組のスタートでしたが9位と4位という屈辱的な惨敗!

ついについたあだ名が・・・

「惜敗の男」

こういったあだ名をいえば・・
ノーマンが

「セカンドグランドスラム」

ミケルソンが最強のレフティーといわれてましたがそれをもじって

「最強の2位」

と言われたことがありますが・・
これもまた屈辱的です。

そして冒頭の昨年2015年の「全米プロ選手権」での優勝に至るわけです。

同じ境遇にあったジョーダンスピースのさりげないあの指を立てて

「グッドラック!」

なんて言ったか私にはわかりませんが、彼流の最高の祝福だったのかもしれません。

この時はお父さんのアルビンさんをなくして15年目の夏だった!

jason2
(出典元:https://selectaus.com/jason-day-story/)

ジェイソンデイの優勝スピーチから見る彼の人生観!

ジェイソンデイの優勝スピーチを見ると彼の人生観が垣間見えるようなきがします。

「1つのドアが閉まった。でも、もう1つのドアをお母さんが開けてくれた」

そうですね。
難しい解釈は不要でしょう。

彼が全米デビューする前のコメントがまたこの通りですね。

「お母さんが僕のために払ってくれた借金は、僕がすべて返す。

そして、お母さんにもう2度心配をかけないようにする。

それが僕にとっての最高の喜びなんです。

トーナメントに勝つよりも、まずそれを実現したいんです」

もうとうの昔に実現したでしょうが、そんな言葉もあったようです・・
今となっては昔のことでしょうが、誰にとっても幼少時に経験したことや屈辱的なことや、苦労したことは忘れませんし、そのうえで今の人生があるわけです。

それを糧にすることができるかどうかということも、成功者との分かれ目になるのかもしれません。

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