オリンピッククラブ レイクコース設計者と難易度は?全米オープンの舞台!
オリンピッククラブ・レイクコース(Olympic Club Lake Course)設計者は最終的には「RTジョーンズ・シニア」。
難易度を示すコースレートは「76.5」です。
クラブの歴史や保有コース、全米オープンでのエピソードなど、また名勝負も少しだけ紹介します。
全米オープンは5回開催されています。
Contents
オリンピッククラブ・レイクコースの所在地情報!マップは?
コースの所在地は、カリフォルニア州サンフランシスコにあります。
レイクというくらいですから「湖」があるのですが「レイクマーセット」という、湖に面しています。
住所とマップは以下です。
599 CA-35, San Francisco, CA 94132 アメリカ合衆国
(google mapより引用)
「オリンピッククラブ・レイクコース」
は、世界ベストコース100ランキング(ゴルフマガジン社)で、常連です。
最新の2020/21 年度世界トップ 100 コースでは
「79位」
にランクしています。
前回は40位台でしたが、大きく下げました。
これは評価委員が、かなりの人数の方が入れ替わった・そんな事情もあるようです。
このランキングは、日本でいえば
「川奈ゴルフコース」(56位)
と、ほぼ同じレベルのランクです。
川奈ホテル 富士コース開場日の歴史は!設計はアリソンのリンクス!
川奈については、上記で紹介しました。
オリンピッククラブ・レイクコースの歴史と保有コース設計者情報!
オリンピッククラブの歴史についてです。
- 設立:1860年:アメリカ最古のアスレチッククラブとして開場
1918年:レイクサイドゴルフクラブを買収して、ゴルフコースも所有するように。
という歴史です。
1860年ですよ~~~
といえば・・この年は全英オープンの「第一回大会」が開催された年になります。
優勝は「ウィリー・パーク」です。
オリンピッククラブの保有コースと歴史や設計者情報!
以下のようです。
- 1918年:レイクサイドゴルフクラブを買収して、ゴルフコースも所有するように。
1924年:改修工事は:設計者ウィリー・ワトソン氏を招聘し保有二コースに作り替え
1925年:アーサーブラウン・ジュニア氏によるクラブハウス完成
1927年:オーシャンコースサム・ホワイティング氏が改造・再建
1955年:ロバート・トレント・ジョーンズ・SR氏によって全米オープン仕様に改造
1994年:トム・ワイスコフ氏とジェイ・モリッシュ氏によってパー3コース「クリフスコース」オープン
2000年:オーシャンコースをトム・ワイスコフ氏によって改造
もう少し詳しく。
1922年までに、保有するコースを二つに分けることに、そこで招へいしたのが、設計家の
「ウィリーワトソン氏」
で監督はサム・ホワイティング氏という方。
ここに
1:レイクコース:コースレート:76.5
2:オーシャンコース
の二コースが1924年に完成してオープン!
が・・1924年の嵐で、地滑りによって、コースが壊れたために再度、今度は
「サム・ホワイティング氏」
が、設計をやり直して、1927年にオープンしなおしたんだな。
が・・1955年の全米オープン開催の、白羽の矢が!
そこでコースはそれに備えて
「ロバート・トレント・ジョーンズ Sr.」
が難コースに改造!
その後も、全米オープンが開催されていますが、細かい改造はあったようですが(コースのティーの位置など・・距離延長)、基本的な設計はそのままのようです。
どれだけ、難コースかは、以下で紹介します。
オリンピッククラブ・レイクコースの特徴は?名物ホールは何番?
オリンピッククラブ・レイクコースの特徴は、どんなものがあるか、以下に並べてみました。
- 1:狭いフェアウェイ:場所によってはわずか22ヤード
2:重い海風が吹くとみずみずしいライに変貌
3:ブルーグラスの厚いラフ
4:逃げ道がほとんどない作り
5:バンカーは固い砂でソールが抜けず難易度抜群
6:小さなグリーン
7:ウォーターハザードがない
8:フェアウェイバンカーは一つだけ(1955年に追加)
などなど・・こんな特徴があるようですね。
オリンピッククラブ・レイクコースの名物ホールは何番?
名物ホールは以下のようです。
3番、7番、18番ホールの三つ。
この3ホールは
「The 500 World’s Greatest Golf HolesのThe Five Hundred」
にランクインしているようですね。
が・・全米オープン仕様では、上りの4ホール。
15番~18番までは、特に難セッティングに作られているようです。
名勝負編で・・
オリンピッククラブ・レイクコースは全米オープンの舞台!名勝負編!
「オリンピッククラブ・レイクコース」
はこれまでに、5回の全米オープンが開催されています。
さらに、2021年に「全米女子オープン」の開催が決まっています。
全米オープンの開催実績は以下です。
オリンピッククラブ・レイクコースでの全米オープン開催時の優勝者とスコア!
以下に記します。
- 1955年:ジャック・フレック:7オーバー
1966年:ビリー・キャスパー :2アンダー
1987年:スコット・シンプソン:3アンダー
1998年:リー・ジャンセン :E
2012年:ウェブ・シンプソン:1オーバー
驚くことに
1955~1998年の間に行われた4回の全米オープンは、それぞれ全長6800ヤード以下の設定でした。
しかしながら・・4人の優勝者のスコアを合計すると2オーバーですね。
小さなコースだが、正確なショットが常に求められる・・失敗したら、逃げ場がない。
そんな、パインバレーの設計思想に似ています。
クランプ氏はそれにこだわったとあります。(パイバレー創始者)
パインバレーGCの設計者や歴史秘話は?世界一位で一番難しいコース!
ここで名勝負を上げるなら・・
名勝負ではないですが、残念な結果になったのが、1966年です。
実はこの年の全米オープンは、前半9ホール終わった時点で「アーノルドパーマー」が
「7打差」
を二位以下につけていて、これはもう圧勝!
と思っていたのですが、ところが、誰もが疑う逃げ場のない、この難コース。
終わってみたら、ビリー・キャスパーに並ばれた!
翌日18ホールのプレーオフ。
負けました!
7打差もあったのに。
いつかのマスターズもそうでしたね~~
これがメジャー大会なんだと思います。
1998年のリー・ジャンセンが優勝した大会は、私はBSで見ていました。
ペインスチュアート・・大好きでした。
勿論応援したのは「ペインスチュアート」です。
あのアメリカンスタイルのスイングと、ベレー帽と「ニッカーボッカー」スタイルは、トレードマーク。
一進一退の、まさに名勝負でした。
見ごたえ十分でした。
翌年、1999年の全米オープンで、雪辱を果たしました。
が・・飛行機事故で他界!
残念でなりませんでした。
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サンドウェッジは、ジーンサラゼン氏の発明です。
ホント画期的ですね。
サンドウェッジのバンスソールはジーン・サラゼンの発明したバンカー脱出法
使用クラブ14本の規則って誰が?
使用クラブ本数14本のゴルフ規則はボビージョーンズが提案し決めた!
エピソードを紹介しました。
オリンピッククラブ・レイクコースの感想!
設計家アリスター・マッケンジー博士曰く
「ザ・オリンピック・クラブが所有する砂丘は、モントレー半島にあるものほど壮大ではないが、アメリカで見た中でも最も洗練されたゴルフ場だ」
と言ったとあります。
自身設計の、サイプレスポイントは世界ランキング2位の常連。
オーガスタもベスト10の常連です。
世界名門ゴルフコース サイプレスポイントはマッケンジー博士の設計!
全米オープン開催コースの実績で「5回」は、開催ランキングで
「4位」
です。
1位は「オークモント」で9回。
そのオークモントは2025年開催が決まっていますから、10回に更新する予定です。
ペブルビーチは6回で現在3位ですが、2027年に決まってますので「7回」になって、現在2位の「バルタスロール」と並ぶ予定です。
とても名誉なことですね。
オリンピック・レイクコースは、とてもフェアウェイが狭く、グリーンも小さく、バンカーの砂が固く、ソールが抜けずらいので、多くのプロが苦戦すると思います。
正確なショットが、常に要求される、そんなコースかと。
5回の、全米オープンでの優勝者の顔ぶれを見ても、なんとなく感じるものがあります。
世界名門コース100選に入るコースは、やはり普通ではなさそうです!
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全米プロゴルフ選手権の開催コースです。
驚きのコースレートですね~~心底驚きました。
キアワアイランドオーシャンコースの設計者と難易度は?全米プロの舞台!
こちらも、全米オープン開催コース!
トーリーパインズサウスコースの設計者と難易度は?全米オープンの舞台!
ツアーも開催している、名門コースです。
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