茨城GC東西コース設計は上田治・メジャー初戦サロンパスカップの舞台
茨城ゴルフ倶楽部の東、西36ホールのコース設計は名匠上田治。
国内LPGA女子メジャー初戦「ワールドレディスサロンパスカップ」の舞台です。
茨城ゴルフ倶楽部の所在地、場所は茨城県つくばみらい市。
東コースは全長7341ヤード コースレート73.3(バックティー)です。
5月5日から4日間の日程で国内LPGAメジャー大会初戦の
「ワールドレディスサロンパスカップ」
が舞台を茨城県つくばみらい市の茨城GC東コースで開催されます。
今年はアメリカのツアーからレキシートンプソンや宮里美香プロも参戦するそうなので結構いい戦いが期待できそうですね。
さてその舞台となる
「茨城ゴルフ倶楽部東コース」
ですがどんなコースなのでしょうか?
ちょっと調べてみましたので本ページで紹介したいと思います。
(出典元:https://www.meijigolf.co.jp/)
Contents
茨城ゴルフ倶楽部の歴史とコースの紹介
茨城ゴルフ倶楽部の所在地などの概要
所在地 :〒300-2352 茨城県つくばみらい市小島新田102
電話番号 :0297-58-1216(代表)
交通 : 常磐自動車道・谷和原ICより8㎞
電車はつくばエクスプレス
所属プロ :細川和彦
西塚大介
コース種別:林間コース
東コース :7341ヤード コースレート73.3
西コース :7049ヤード コースレート73.0
開場日 :昭和37年9月28日
コース設計:上田治
(コースレートはバックティーです)
コース設計の上田治氏ですが、日本のゴルフコース難易度ランキングで、コースレーティングの高さでは結構な数のゴルフコースが入っている名匠です。
例えばバックティーコースレートランキングのベスト30では7コースも入っているようです。
2013年には日本オープンの舞台にもなりました。
敷地面積は149万平方メートルと言いますからちょっと見当が付きませんが、36ホールのコースですから圧巻でしょう。
(出典元:https://www.meijigolf.co.jp/)
私が住んでる宮城県では36ホールのコースは普段行くコースではないです。
27ホールが最高です。
そう言われれば考えたことがなかったのですが、いま改めて考えれば36ホールのコースって宮城県にあったかな?
松島チサンカントリーが36ホールですね。
ここは以前ツアーの開催コースでした。
それはいいとして…
この茨城ゴルフ倶楽部は最初っから36ホールの土地を用意してゴルフ場を作ったようですね。
この最初から36ホールという発想がすごいです。
最初っからチャンピオンコースを目指したわけです。
そしてコース設計の上田治氏の哲学を存分に発揮したコースなわけです。
茨城ゴルフ倶楽部の会員数と会員権情報
ちょっと余談ですが会員数を調べてみました。
平成13年のデーターでちょっと古いですが、新規に発行はしていないようなのである程度この数字は信用できると思います。
正会員数 :2218名
その他会員数:659名
名変料
正会員 :108万円
週日会員:54万円
平日会員:21.6万円
年会費
正会員 :43200円
週日会員:21600円
平日会員:10800円
内容については、実際に購入検討する際は詳細はコースに問い合わせください。
または会員権販売会社に問い合わせください。
(出典元:https://www.meijigolf.co.jp/)
年会費が正会員の場合はちょっと高いですが、こういう名門コースを購入する方はそれなりの方でしょうからこれが普通でしょう。
会員権の販売価格ですが、今現在なら600万前後といったところのようです。
名門コースの割には安いですよね。
関東ではゴルフコースが結構乱立と言ってもいいほど多いからかもしれませんが、私から見れが意外なほど安く感じます・・・と言っても買えませんが・・
ゴルフ場建設の先達安達建設がこだわった茨城ゴルフ倶楽部
茨城ゴルフ倶楽部はまだ大手のゼネコンがゴルフコースの建設にかかわっていないころに日本の名門コースの建設工事を数多く受注してきた、ゴルフコース造成の先達的な存在です。
昭和11年にあの名門の小金井CCを建設しました。
実はこの小金井CCの工事で安達建設はゴルフコースの造成工事での手腕が決定的な評価につながったようです。
その中でも昭和13年に新霞ヶ関ゴルフ倶楽部(昭和15年合併して現東京ゴルフ倶楽部となる)の建設中に隣の霞が関カンツリークラブの東西の36ホールを見て
「これからのチャンピオンコースは18ホールでは不足、36ホールのダブルチャンピオンコースだ」
と悟ったといいます。
そこで満を持して作ったのがこの茨城ゴルフ倶楽部なわけです。
設計は当時の安達貞市社長とプライベートでも親しい上田治氏に依頼。
上田治氏の作ったコースでは拘って残した唯一の関東圏内での平坦なチャンピオンコースということのようですが、次のような設計の趣旨があったようです。
「フェアウェイを広く、バンカーを少なく要所だけ、バックテイはより長くすること。
東コースはマウンドとスロープを主体とし、西コースは池を主体に考える」
こうして出来上がったんですね。
(出典元:https://www.meijigolf.co.jp/)
ところがどっこい驚いたことにこの造成工事にはブルドーザー2台と社員5人のみで・・ホント??
勿論下請けも使わずにこのコースを完成させたということですが、ちょっと信じられないのですが、しかし社史にもそう書いてあるそうです。
フラットな地形だったのでそれも可能だった?
工事は昭和34年2月に着工したようです。
そして昭和36年に東コース、昭和37年に西コースも合わせて本開場したとあります。
さて2016年の5月5日からの
「ワールドレディスサロンパスカップ」
はどんな大会になるでしょうか?
渡辺彩香プロは勝ってリオデジャネイロ五輪に何とか滑り込みたいと抱負を語っているようですが、目的があればドラマもあるのがツアーでしょうからその辺も含めてみてみたいと思います。
あとはやはりイ・ボミプロもだんだん調子を上げてきましたから、ちょっと期待ですよね。
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