ゲーリー・プレーヤーのミラクル逆転劇・1978年マスターズの20mパット
1978年マスターズトーナメント。
ゲーリー・プレーヤーのミラクル逆転劇を呼び込んだ、最終日、最終ホール18番のあの20mの下りのミラクルパットは、フィナーとして、マスターズの記録を彩っている名場面です。
最終18番の奥から手前までの高低差1,5mのグリーンを、まして奥からの20メートルを決めたパットはまさにミラクルでした。
そしてアーメンコーナーで有名な、バックナインを30という信じられない驚異的なスコア!
最終日のスコアは64、これはマスターズ史上最少スコア!
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勝負を決めた最終18番の20m下りのミラクルパット
「20m下りのミラクルパット」
ゲーリープレーヤーの名言に下記のような言葉があります。
「ゴルフでは、最後のパットまで何が起きても不思議ではない」
まさにそれを地で行ったのが1978年のマスターズです。
ゲーリープレーヤーは1935年生まれですからプレーヤー43歳の時です。
この時のマスターズのゲーリー・プレーヤーは三日間を終わってスコアが、
72-72-69 とさして目新しくないスコアでした。
まさか優勝なんて最終日のスタート時点で思っていたかどうかはわかりませんが、首位に追いつくのは無理という展開だったのです…が・・
終わってみれば最終日のスコアが64というマスターズ史上最少スコア!
二位には1打差ですから本当に薄氷の優勝だったわけです。
そこで先ほどの名言です。
勝負を分けた18番の下りの20メートルのパット
勝負を決めたのは最終18番のグリーン上。
前回誰かの記事で書きましたが、勝負の決着の何時の時代もグリーン上である。
これですね。
この最終ホールの2打目をあの打ち上げていくホールですが、そこをクラブは6番アイアンで打ったのですが、なんとグリーン奥20メートルにオンしたのです。
18番のグリーンはみさんも知っての通り奥から手前までの高低差がなんと1,5メートル。
しかもガラスのグリーンといわれるほどの高速グリーン!
入るなどというよりは、寄せるのも難しいパットが残ったわけです。
しかもよらないと下りの傾斜に乗ってグリーンをこぼれてしまうことも十分考えられる状況です。
その時点では、そのバーディーパットを打つ前まではプレーヤーは後続のトムワトソンらと同じく首位タイだった。
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入れれば一歩抜け出すが、外せば入れ返せばプレーオフの目が残るが、万が一寄らずにこぼれると万事休すな状況になる超しびれるパットです。
そしてゲーリープレーヤーは入念にラインを読んで打ったのですが、これが、この20メートルが入ったんですよ~~
そしてバーディー!
これで一気に首位に躍り出たわけです。
しかもこのバックナインのアーメンコーナーを30という驚異的なスコアで攻略したわけです。
「まさに大逆転!」
この18番の20メートルのパットはまさにマスターズの
「ミラクル逆転劇」
としてマスターズの記録を彩っているわけですが、最終日64というスコアはこれは今でも破られていないということですね。
おまけですが…
プレーヤーは同じ状況を作っておくからこの20メートルのパットを10回行ってみたそうです。
結果は?
1度も入らなかったといいますから何とも最初の冒頭の言葉をかみしめたことは言うまでもないでしょう!
「ゴルフでは、最後のパットまで何が起きても不思議ではない」
今年震災の記念イベントで日本に来ますよね。
何時でしたっけ?
確か霞が関カンツリークラブで巨人の元監督の原辰徳さんらと一緒にチャリティーだったような気がします。
ジャックニクラウス、アーノルドパーマー(今年から辞退)とともにマスターズの名誉スターターでもあります。
現在は1935年生まれといいますから、81歳です。
まだまだ元気で現役やっていただきましょうよ・・
夢持たせられる方ですもんね。
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