タイガーウッズ マスターズ16番の奇跡!クリスデマルコと力と技の勝負!
2005年のタイガーウッズ・マスターズ16番のチップインの奇跡・クリス・デマルコとの、力と技の勝負編(名勝負集)を紹介します
2005年の、マスターズでのクリスデマルコは、まさに力に対抗した技術と、所詮ゴルフは自分との戦いといわれる精神力と技を実践して、しかもそれを証明したプレーヤーはいないでしょう。
誰もがタイガーの圧勝と思った最終日のラウンド。
ふたを開けたらデッドヒート!
ドラマはやはり、最終日に待っていたんだな。
マスターズでは、劇的な大逆転や名勝負や、ジャックニクラウスのようなカムバックもあって、とても感動的です。
ゴルフは一般的に「自分との戦い」といわれます。
圧倒的な飛距離があるから、それで勝てるほど単純なゲームではありません。
Contents
ゴルフは力とパワーだけでは勝てない!忍耐と技術も必要!
ゴルフというゲームは?
相手とのゲームに、それに勝利で治めるにはその飛距離に負けない圧倒的な忍耐力が必要になるのです。
スコアメイクに必要なものは自分自身の
「力」 「技術」 「精神力」
これがものをいう競技であるということです。
2005年のマスターズのクルスでマルコの状況は?
この2005年のマスターズトーナメントにおいて、クリス・デマルコはその中において、技術を前面に出して戦ったといっていいでしょう。
初日からの、悪天候にもかかわらず、彼のショットは切れ味抜群!
まさに技術でオーガスタを攻略しようとしていました。
初日67
二日目も67
の好スコアをマーク。
この時点ですでに10アンダーです。
とても安定したプレーで決勝ラウンドに進んだのでした。
この二日間を見る限りは、オーガスタの超難関グリーンをピンポイントでせめて、そして独特の「クロウグリップ」のパターで、入れまくる姿はすでに、優勝確定かとも思われたのでした。
しかも絶対の安定感!
大きなスコアの崩れは考えにくいと誰もが思った大会だったのですが…
然しトラは、最後の獲物を狙うべく虎視眈々と、準備をしているのだったのです。
2005年のマスターズのタイガーの状況は?
さてその一方のタイガーウッズですが、下馬評はやはり優勝戦線の筆頭と思われていたのですが、ふたを開けてみると
初日74
二日目66
初日に至っては苛立ちのストレスからクラブを放り投げるシーンもあって思うようにいかない自分にいら立っていたようです。
しかし二日目は66の好スコア。
しかしこの時点で差は6打差!
誰が見てもデマルコの優位であろうと思われたのでしたね。
ところが・・
マスターズのムービングデイは伊達ではない!
伊達にたとえがあるわけではやはりないのです。
オーガスタの3ラウンド目はこういわれます。
「Moving Day」
スコアが動くという意味です。
万人が思うようにタイガーの持ち味はその圧倒的な飛距離というパワー、要は「力」です。
それが3ラウンド目から炸裂!
あれだけ・・・ぶれていたドライバーが悉く安定した!
この日はもうタイガーの日だったんですねえ・
所謂「ゾーン」に入った状態で、7連続バーディーでもう止まらない。
結局この日の3ラウンド目は「65」のラウンドでトータル11アンダーまで伸ばすことに!
対するデマルコはこれまでの好調が、あの正確無比なアイアンショットの切れが、どこかに行ってしまった。
スコアが伸びない。
しかもあんなに決まっていたパットが入らない。
この日74のラウンドで8アンダーで逆にトラを追いかけるハイエナの状態に・・
いや、ハイエナになるかどうかはファイナルラウンドのデマルコ次第ですが・・
(出典元:https://training-kozou.cocolog-nifty.com/photos/より引用)
2005年マスターズの最終日の決戦の内容は?
そして迎えた勝負のファイナルラウンド
スタート時点では
タイガーウッズ -11
クリスデマルコ -8
逆ならまだデマルコの勝利もあったかもしれないが、最初の見込みはこれでもう決まりだな!
そんな雰囲気が漂っていたのは当然です。
なんといっても相手はタイガーウッズ。
ぶっちぎって終了だろう!
ところが??
3ラウンドの時点でのタイガーの連続バーディーを見せられては、デマルコの精神力も、折れて当然だろうと思われたのですが、この小さな巨人の心は、全く折れていなかったのです。
スタート直後のタイガーは1,2番で連続バーディー。
昨日の好調を維持しているかに見えたのだが、フロントナインを終わってみれば3打差のまま。
最終日のバックナインはまさに魔物の世界
バックナインに入ってからがドラマが待っていたんですなあ。
- 10番でタイガーのアプローチがミスでボギー。
11番でデマルコが5メートルのバーディーパットを決めた!
これで1打差。
たった2ホールで、2打も詰まったこの差にオーガスは、沸きに沸いたわけです。
もしかしたらこの小さな巨人が・・
迎えた15番。
ここはジーンサラゼンがアルバトロスを達成した記念のホール。
ここで難解なことが・・
デマルコが握ったクラブが3ウッド!
勝負をかけるはずの15番のロングホールでなんで?
みんながそう思ったのは当然です。
しかし、これはまだデマルコが、この勝負を捨てていない、まさにデマルコの一大決心の勝負だったわけです。
力では、圧倒的にタイガーに分があるのは当然で、ドライバーで60ヤードもおいて行かれるのだから。
勿論タイガーは、ドライバーでしかも2オンに成功して、イーグルチャンス!
デマルコのショットは3ウッドで2オンは捨てているのでティーショットの時点で2オンはない。
デマルコの3打目は池の手前で、そこからグリーンを狙うことになるのだが・・
当然ここに至る場面では、なんで2オンを狙わないのかのオンパレードで、はなはだしいのはすでに、勝負を捨てて2位狙いに行ってるかのようなコメントも。
しかし・・このデマルコの伝家の宝刀のアイアンショット見た面々は、今までのコメントを全員訂正することに。
ウェッジでピンを狙って一閃!
伝家の宝刀のアイアンショットはピン奥からのバックスピンで1メートルに寄せたスーパーショット!
タイガーのイーグルパットは、ショートしてしまい同じくバーディー・
同じくバーディーだったが、しかし圧倒的に虎が有利なロングホールでの、このハイエナのようなショットがさえた、実質デマルコの勝利である。
決定的に勝負を分けた16番はパー3
タイガーはティーショットをミスしてラフとグリーンの境目に入れてしまう痛恨のショット。
対するデマルコはバーディーチャンスである。
誰もがここはデマルコは差を地締めるだろうと思ったのは当然です。
しかし、そうはならないのが、このタイガーの何かを持ってる、この男の性なんだと思います。
奥からのチッピングアプローチが・・
最初は、カップから離れるように進んでいったのが、その個所から曲がってグリーンの傾斜に乗って、どんどん寄っていくんですなあ・・
そして、そのボールはタイガーが目指した終着点に、あのナイキのロゴを見せながら、カップに吸い込まれていくんだなあ。
そしてあの、何度も見せられる・・あのタイガーの派手なガッツポーズの雄たけび!!
しかし、それでもデマルコはあきらめないんです。
この不屈の闘志は、やはり自分との戦いの代名詞的です。
ドラマが待っていた最終の18番ホール!!
17番でまさかのボギーで再び1打差に詰め寄ったデマルコが最後に迎えた18番。
デマルコのボールはわずかにショートでグリーンを外してしまう。
タイガーも外してバンカーに。
どちらも微妙な状態。
そしてデマルコの第3打目は美しいデマルコ特有のスイングから放たれたボールは、カップに向かって一直線に進んでいくのだったが・・
然し、非常にもわずかにピンとカップをかすめてグリーンを転がる。
がっくりと膝をつくデマルコ!
ここで勝負あったです。
と思ったらまさかのタイガーのボギー!
そして、デマルコのパーパットを冷静沈めたこの精神力。
この力と技の戦いはまさかのプレーオフに。
結果は、虎がねじ伏せた結果になったのですが、問題はこの圧倒的に力では、不利な状況にもかかわらず、不屈の精神力で、プレーオフに持ち込んだこと!
デマルコの精神力は、まさにゴルフは自分との戦いの、際たるものではないかと思うのです。
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中々疑義が生じたびっけんでした。
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2005年の、この名勝負と言われる、力と技の戦い・・
そして勝敗を分けたものは何か?
これは私の個人的な見解ですが、運ではないかと思うのです。
勿論、運で勝てるほど、やさしいトーナメントではないのですが、しかしほんの少しのパットの方向などというのは、運でなくて何なのでしょうか?
デマルコの、あの18番のチップショットはカップをかすめた?
でも入らない。
片や、あの16番のタイガーのあの、ナイキのロゴを見せながら、ひところがりでカップに、吸い込まれたパットが運でなくて何なのか?
オーガスタには魔物が住むといわれます。
そしてあのアーメンコーナーには、微笑む女神がいるのです。
オーガスタの名勝負は、時として非情なものであることは、間違いがないでしょう!
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できるわけない~~い~~
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