タイガーウッズ2013年マスターズ15番の池ポチャドロップの裁定は?
マスターズ名勝負編ですが、今回は疑惑のグレーな裁定編です。
アーメンコーナーの言葉の語源にもなった、1958年のアーノルドパーマーのリプレイス事件ほどではないにしても、後々議論になったんだな。
タイガーウッズの2013年のマスターズトーナメント、15番ロングホールの池ポチャドロップに関する裁定が、話題になりました。
15番で、まさかのピン直撃の反動での池ポチャでの、タイガーの打ち直しの位置の問題で物議をかもしました。
同所から打つはずが、2ヤード後方だった!
テレビ放送が詳細ですから、こういうことも起きるのかもしれません!
2013年といえば、アダムスコットの、マスターズ初優勝で幕を閉じた、マスターズトーナメント。
この年は、いろんな話題があった年でもあります。
アダムスコットの優勝で、本人の使用している長尺パターでの、アンカリンクの議論が噴出したのも、この後からでした。
結果、アンカリンクは2016年からは禁止と、いうことになったのですが、あともうイッケは表題の件です。
Contents
タイガーウッズの15番の池ポチャの状況とは?
タイガーウッズの、二日目のラウンドでのことですが、15番ロングホールの第3打目を打ったのですが、ボールが直接ピンに当たって、その反動で池に入ってしまうんです。
ここからの処置が、問題だったのです。
通常ルール上は、池に入った場合は次の三つから選ぶことになります。
- 1 ハザード・ライン(池)を横切って入った点 と ピンを結んだ 後方線上から打つ。
2 救済用のドロップエリア
3 打った地点から打ち直し。
この三つですが、もしティーショットが池に入った場合は、又ティーアップして打ち直しても大丈夫です。
でも、普通は横切った地点まで、行って打った方がいいので・・まあ場所の条件にもよりますが。
この場合のタイガーは、3を選択したんですが、これがもとの位置で無かったから、問題なのです。
この第2ラウンド終了後
「2歩(2ヤード)下がった」
とコメント。
これは、おそらくピンに当たったのだから、2ヤードバックして同じショットを打てば、ぴったりの距離感で行ける!
そう確信した、もしかしたら確信犯だった可能性も、あるわけです。
思惑通り、ピンにピッタシで1パットで沈めて、申告のスコアはボギーの6。
これを疑問視したのが、テレビの視聴者の通報と、本人のコメントは、同所からのショットでないと、言ってるようなものなので、委員会が裁定を下すことに。(誤所からのプレーに当たるという理由です。3番の違反行為)
確かに、動画を見ると元打ったところから、後ろにバックして打っています。
これは、誤所からのショットという裁定で、2打罰が科せられるという裁定が、下りました。
しかし、これもおかしいのでは?
過少申告というのは、失格に当たるからです。
しかし、これはおそらくハリントンルールでの救済と、タイガーは言っているようです。
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数年前に、初めて女性会員が認められました。
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ハリントンルールってなに?
ハリントンルールとは?
かつてパドレイグ・ハリントンが、TV視聴者からの通報で、失格となったことを機会につくられた規則のことです。
要するに、テレビ中継されるのは、一部の有名な選手に偏っている。
従って、これは全く以て不公平だという主張です。
確かに、本来であれば、故意でないことに関しては、見逃してしまっていたことも、注目選手で、18ホールのプレー全てが、TVで中継されて監視されてるようでは、見逃したことも視聴者の通報などで、失格騒ぎになったりすることもあるわけです。
これは、不公平だということです。
このことより、下記のルールが追加されることに。
これがハリントンルールといわれるものです。
「選手が違反に気づかずスコアカードを提出した場合、自動的に失格にはならない」
このルールは2011年に規則33.7として追加されました。
したがって、この場合はこのハリントンルールで、失格は免れたということを、タイガーは言っているわけです。
タイガーの三日目終わってのコメントですが・・
「明らかにハリントンルールだと思う」
本人も、明らかに失格処分を、覚悟したのだということのようですね。
しかし、タイガーウッズ自身やそのキャディーが、そのルールを知らなかった?
まさかねえ・・
皆さんはどう思いますか~~
その後のテレビ視聴者の指摘について!
2017年の、ANAインスピレーションでの、レキシートンプソンの裁定も、テレビ視聴者からの指摘でした。
それによって、トンプソン選手はなんと4罰打!
本人は、気づいていなかったようで、まさしく故意ではないわけです。
そのため、2018年1月からは、次のように定められました。
各大会毎に
- 1:ビデオ映像を確認する担当者を1人以上置く。
2:確認映像は、大会を放映する放送事業者の映像に限る。
3:ギャラリーのスマホやカメラ撮影映像は対象外。
4:テレビ視聴者の指摘は受け付けない。
5:選手が罰に気が付いていない場合はスコア誤記による罰打は課さない。
このように定めました。
このテレビ視聴者の指摘は、日本のツアーでもしょっちゅうでしたね。
まるで、その類のマニアでもいるかのような、そんな印象を私は持っていました。
ゴルフの規則や、プレーの進行中には、何があるかわかりません。
然しやってる方は、勿論真剣そのもので、人間ですからうっかりもあるでしょうし、まさか最初から、間違ったことをやろうとは、思っていないわけです。
いろいろ・・この2013年は、この裁定で話題になったのでした!!
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素晴らしい勝負でした!!
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