マスターズ名勝負・ベン・クレンショーの15本のクラブのたとえ

マスターズトーナメントでの名勝負・ベン・クレンショーの15本のクラブのたとえを紹介します。

ベンクレンショーはパットの名手です。

ビッグドライブがあるわけもないベンが優勝できたのはひとえにパッティング。

18番グリーンで泣き崩れた名シーンは感動的でした。

「私のバッグには15本のクラブが入っていた」

ベンクレンショーはツアー19勝でほかにメジャータイトルでマスターズで2勝しています。
最初のマスターズトーナメントの優勝は1984年です。
しかし名勝負といわれるのは1995年大会です。

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この優勝はベンクレンショーにとって最後のツアーの優勝になった記念の大会でもあったわけです。

勝利を決めたパットを決めたときに、ベンクレンショーは師を思って両手で顔を覆い、腰を折り曲げて泣き崩れるシーンは、長いマスターズの歴史の中でも、人を引き付ける感動の名場面に数えられている名シーンです。

ベンクレンショーはその直近の大会でいえば4大会中3大会で予選落ちを喫するという絶不調!

しかも2カ月も70を切るスコアを出せないという二重苦の中にいたわけです。
そんな本人に言わせれば迷いながらの、マスターズ出場だったわけです。

そのマスターズに出場する前の日曜日になんとベンが6歳からゴルフの手ほどきを受けていたティーチングプロの

「ハービー・ペニック氏が死去!」

90歳という高齢ではあったもののベンにとっては心の支えだったのだと思います。

マスターズ開催前日の水曜日に1500キロも離れたテキサス州オースティンに飛んで葬儀に参列して、夜にオーガスタに戻ったわけです。

そして木曜日からの予選ラウンド!

それが不思議と迷いが取れた!

その葬儀の前日の火曜日にキャディーの

カールジャクソンさんからボールの位置と肩を回す助言を受けたら、苦しんでいたパッティングの感覚がよみがえったといっています。

このマスターズでのコメントは

「あんなに強く冷静な気持ちで試合を戦えたのは初めてだ!」

そういっています。

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この時の優勝ラウンドの内容は

70、67、69、68.で対する相手はデービスラブを一打差で勝って優勝を決めました。

「私のバッグには15本のクラブが入っていた」

これは彼、ベンクレンショーが優勝会見で言ったマスターズ史上でも歴史に残る、有名な言葉です。
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マスターズトーナメントの特異性

マスターズという大会は何時になっても開催会場はオーガスタナショナルゴルフクラブで固定されています。

従って開催コースを持ち回りで転戦する全米オープンなどのほかの大会よりも、コースを知り尽くしている、または相性のいい選手の優勝する確率が高いといわれています。

例えば、ホーロンスミスは2回、ジミーデマレは3回、ベンクレンショーとベルンハルトランガーとホセマリアオラサバルは2回です。

共にいえることはこの方たちはほかのメジャーには一度も勝っていないという事実です。

この開催コースのオーガスタに強かったということが言えるのだと思います。
同じようにジャックにクラウスは今マスターズに6回勝っていますが、2位もすごい数で4回です。

さらにベストテン回数でいえばなんと驚きの22回を記録しています。
最多予選通過回数も37回とこのオーガスタを知り尽くしていたのか、それとも関係なくゴルフの天才?

まあジャックにクラウスの場合は両方でしょう!

マスターズトーナメント・オーガスタのことは名勝負までここで完結

マスターズの歴史から名勝負編までの紹介です。

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