PGAナショナルチャンピオンコースのベアートラップはニクラウスの愛称!
PGAナショナルチャンピオンコースのベアトラップはニクラウスの愛称!
1990年にジャックニクラウスの改修によって突然現れたこのベアートラップはこのPGAナショナルチャンピオンコースの超難関ホール!
15,16,17番のトラップを読みきらないとホンダクラシックの優勝はない!
Contents
PGAナショナルチャンピオンコースの歴史!難易度PGA二位は伊達ではない!
PGAナショナルチャンピオンコースは、ホンダクラシックの開催コースです。
毎年二月に開催される米ツアーに組み込まれている大会です。
その舞台が
「PGAナショナルチャンピオンコース」
なわけです。
このコースは、2010年にはツアーの難易度で、「第二位」という素晴らしい難コースです。
その難コースの原因となっているのが、二クラウスの改修によって登場した
「ベアートラップ」
です。
PGAナショナルチャンピオンコースは、パームビーチガーデンズ内にあって、ここにはアメリカのゴルフの総本山ともいうべき
「PGAオブアメリカ」
の本部があるところになります。
この、リゾートガーデンには、なんとゴルフコースが5つあるそうです。
そのうちの一つが、「PGAナショナルチャンピオンコース」になるわけですね。
PGAナショナルチャンピオンコースの設計者と開場などの歴史は?
このPGAナショナルチャンピオンコースですが、最初から、メジャー大会の会場として使用されるということを念頭に、設計されたそうです。
設計はジョージ・ファジオと叔父のトム・ファジオという方が、1981年に手掛けたとあります。
この、オリジナルコースでのメジャー級の大会は、1983年のいきなりですが、ライダーカップで初披露となったようですね。
コースができて、いきなりライダーカップの開催という所が、やはりPGAの本部のひざ元で、力の入れようがわかるというものですね。
この時の名場面は、最後までもつれこんで、米国選抜のラニー・ワドキンスが、欧州選抜のホセ・マリア・カニサレスに最終ホールで、バーディーを奪って辛勝という決着で、アメリカのゴルフファンをやきもきさせたことでも有名です。
1987年には全米オープンの舞台になって優勝は
「ラリー・ネルソン」でした。
ジャックニクラウスの改修で難易度はレベルアップ!ベアートラップの誕生!
そして歴史的な問題の1990年。
満を持したかどうかは、私は知りませんが、ジャック・ニクラウスがコースを改修!
そして登場したのが15,16,17番の
「ベアートラップ」
あるプロの言わせるとかくも冷酷な・・・
あるトッププロは、この3ホール4日間でボギーを8回もたたいた。
まさにこの3ホールのベアートラップにやられた!!
そういうプロが続出するコースになったわけです。
これこそが、二クラウスの望むところだったのかもしれません。
1882年から2000年までの間に、全米プロシニア選手権が、19回開催されているようです。
その後2007年からは、今週の2016年2月25日開幕の、ホンダクラシックの舞台になっています。
ベアートラップの詳細は?どんな罠だ?
ベアートラップとはどんな罠なのか?
1990年に、ジャックにクラウスが仕掛けた罠を、「ベアートラップ」といいますが、このベアーは元々がジャックニクラウスの愛称の「ゴールデンベアー」からとった名前のようです。
さてのそのベアートラップとは?
15番ホールのベアートラップとは?
15番ホールの入り口、要はティグランドにこのベアーの銅像が立っているので、プレーヤーはこれに気が付くのですね。
そしてその横に銘板が立っていてニクラウスのコメントが掲示されてるようです。
「このホールで勝敗が決する」
要はここからがベアートラップの入り口!
ここは距離のないパー3。
しかし問題は風。
それと傾斜の強いグリーン。
グリーン手前のスロープが効いていて、あの何度も見るグリーンをとらえないと、どんどん手前に転がって遠くなっていく。
奥は大きなバンカーが待ち受けて、寄せないと今度は傾斜で、池に落ちていくパターン!
二クラウスはこのホールについてこういってます。
(引用です)
「私が改修に携わる前までは、簡単なパー3だった。特に難しい点も、特徴もなかった。池に関してはちょっとした悪戯のつもりだった。それが池を設置した途端にモンスターに変貌したからね。不規則な風がボールを右から左に煽るので、グリーンを制するには思い切りが必要。そうでなければグリーンを外れてしまうだろう。こんなコースに出来たのはラッキーだったというか、馬鹿げていたというか。でも、非常に面白いホールに仕上がった」
16番ホールのベアートラップとは?
ここはパー4で434ヤード
この16番ホールは池がコースにえぐって入り込んでいるいる感じです。
あのニクラウスが言ったペブルビーチのパー4で海を越えて打つセカンドショットが
「世界で一番美しいパー4」
何となくそこをイメージした感じがします。
ここはショートカットは禁物。すべての選手がアイアンを選択するようです。
セカンドは池を超えたショット。
このセカンドでグリーンをとらえれば御の字だということのようです。
このチャンピオンコースでは最も難しいホールの一つだそうです。
二クラウスのコメント。(引用です)
「16番は特に変わったホールではない。ティショットも難易度は高くないし、池も難しい位置にあるわけでもない。やろうと思えば池の位置を難しいところに変えられただろうが、15番と17番の難易度を考えれば、第2打で選手を苦しめる必要はないと判断した。良いホールだし、難しいホール。風の影響によって難易度が変わるので、もしティショットでフェアウェイを外せば、2打目は非常に厳しいものになる」
17番のベアートラップ!
17番はショートの190ヤード。
画像のように向こうから打ってくるのですが、池を超えたところのグリーンを狙っていくのですが、このグリーンが小さい!
そしてグリーン左側にはバンカーが配されています。
二クラウスのコメントです。(引用です)
「17番は容赦ないコース。前に池に入れたことがあったとしても、不意に再び池に入れてしまう。このホールでも強風がプレーヤーを苦しめる。もし左に流せば、と言っても私が故意的にやったことだが、バンカーにつかまる。バンカーからもプレーは可能だが、注意が必要だ。このホールは距離が問題ではない。距離が問題ではなく、ショットの正確性、度胸が求められる。集中出来るか、それに強心臓かどうかで攻略出来るかが決まる」
ルークドナルドはこのベアートラップ3ホールのうちでこの17番が一番難しいと言っています。
どうやら、左にバンカーを作ったのは、風に左方向に吹いているときが多い?
損な要因もあったのかもしれません。
おそらくバンカーからのショットがよらないと、池までのきつい傾斜が待ってるような気がします。
ベアートラップの数々のプロの不名誉な記録!
チョト抜き出してみます。
1 この3ホールで、記録されるボギーは、この大会中の18パーセント・・ダブルボギーは33パーセント、トリプルボギーは41パーセントを占めるというから驚きです。
これはどういうことかというと、2007年以降に出場した選手の76㌫が、池に一度はボールを落とした計算になるそうです。
2 2007年以降に、このPGAチャンピオンコースには、2069個のボールが池に打ち込まれたが、その38パーセントがこの3ホールに集中している。
3 2007年以降に16番ホールで(ミドルホール)3パットが、記録されたのは126回だそうです。勿論PGAナショナルでは最多です。
こんなのもあります。
4 2007年以降に17番ホールを6回以上プレーした222名中、ボギーを打っていないのは、たったの11名のみだそうです。
これは驚きですね。
そのほかにもいろんな記録があるようですが、とにもかくにも皆さん池に吸い込まれていくようです。
すごいホールをジャックニクラウスは作ったものです。
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グランドスラムの記録について書いてみました。
わずかな人数しか、達成できていない、グランドスラム!
ゴルフメジャー4冠(グランドスラム)の意味は最も重い権威のタイトル!
サラゼンブリッジの紹介です。
サラゼンブリッジはオーガスタ15番の橋!アルバトロス達成を記念!
ジーンサラゼンの、功績をたたえた橋・・
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PGAナショナルチャンピオンコースのまとめ
昨年はの優勝は「任成宰」(イム・ソンジュ)です。
優勝スコアは「6アンダー」です。
やはり二けたは出ないですね。
昨年の今頃は、アメリカではまだまだ通常通りだったんですね。
その後爆発しましたが。
殆どが一桁のアンダーです。
難コースであってもコースを攻略していくのがトッププロだと思いますが、なかなか、やはり手ごわい。
ベアートラップという罠を潜り抜けていくには正確性と度胸と集中力が、求められるとニクラウスは言っています。
世界のトッププロが、どんなプレーを見せてくれるか楽しみです。
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もうすぐ、マスターズです。
とても楽しみですね。
オーガスタ・ナショナルGCでプレーが可能かその方法を考えてみた!
昨年は、4月は中止で秋の開催でした。
やはり、マスターズは4月でないと‥
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