新アーメンコーナーはオーガスタ12~15番ホール!勝利の女神の行方は?
アーメンコーナーというのは、マスターズトーナメントでの、オーガスタナショナルゴルフクラブの、11番から13番までのことを言います。
ここが、最大の難所(難ホール)なわけですが・・
しかし、最近の傾向はそうでもないという、データーの裏付けからのコメントを、見たので紹介します。
このアーメンコーナーが、誰に微笑むかで勝負が決まる?
そういうことのようです・・が、最近のデーターから見ると、そうでもなさそうなんだな。
新アーメンコーナーということで、11番~15番までをいう例もあるようです。
オーガスタは、花がきれいなコースです。
マッケンジー博士や、ボビージョーンズは今のようなコースの出来上がりを、想像したかな~~って思ったりします。
確かに30年以上前のオーガスタと違って、道具やボールなどの進化によって飛距離が格段に上がってきたのが2000年前後です。
タイガーウッズが1997年に優勝した時には本当に驚いたものです。
ロングホールの2打目が5番アイアンだとか、6番アイアンとかなんですもん。
しかも450ヤード近辺の2打目も9番アイアンとかで・・
いや~~驚きましたよ。
そこでティーグラウンドを後ろに伸ばして距離を長くしたり、という改造を重ねた結果、このアーメンコーナーも変わったということのようですが、本当でしょうか?
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アーメンコーナーの由来と意味は?
このホールが難所なので神に祈るではなく
「ボールがどっちに転ぶかわからないが自分に有利な方向に勝利の女神がほほ笑むことを祈る!」
これです。
そこでこのアーメンコーナーというのはライバルが落ちていく中で、自分がスコアを伸ばすことができれば、グリーンジャケットがぐんと近くなってくるのです。
アーメンコーナーを攻略したターガーウッズとフィルミケルソン
例えばフィルミケルソンはマスターズで3回優勝しています。
そのミケルソンはこのアーメンコーナーでスコアを伸ばした代表格かと思います。
2010年にマスターズトーナメントで優勝した時のこのアーメンコーナーのスコアは驚くことに4日間で
「-7」
ですよ~~~
これって驚きです。
この11番から13番までのスコアで4日間でー7です。
殆どここで稼いだんですね。
しかしながら11番のロングホールはオーガスタの最難関です。
こここそ神に祈らないといけないホールの代表格でしょう。
距離も長いです。
左に池と奥も池です。
そしてホールアウト後は
「ホーガンブリッジ」を渡って12番に向かうんですね。
ミケルソンは完ぺきにここをカモにしていたんですね。
新アーメンコーナーの12番から15番の特徴は?
さてそこで新アーメンコーナーというのは?
12番のショート155Y パー3
ここは風がポイントです。
ティーグラウンドで感じる風と155ヤード先の風では全く違うプレーヤーを本当に悩ます風!
なんで?
多分ここはオーガスタでは一番低い位置にあるために、上空で舞ってる風がコースの高いところからの渦巻き状になっているのではないかと思います。
池に入るは最悪ですが、確かグレッグ・ノーマンはここ池でなかったっけ?
この勝負ニックファルドでしたが見ていました・・テレビで・・
正直見ていられませんでした。
ノーマンがかわいそうだった!
13番ロングホール 510Y パー5
勿論この距離なら2オンは十分に可能です。
タイガーウッズが確か2打目6番か5番だったと思います。
解説者が驚いてました。
なんで?
みたいな感じでしたね。
しかしミケルソンも負けてないです。
ここはミケルソンにとってはチャンスホールなんですね。
優勝した年の過去4年間で4つのイーグルと8つのバーディーを奪取!
しかも平均スコアがパー5なのにパー4だった。
こんなのありっすかね。
14番 440Y パー4
ここは唯一オーガスタでバンカーがないホールで有名です。
ここのスコアは優勝者の場合は3,9なのに例えば石川遼君などは4を切れていないということのようです。
バンカーがないホールで本来は優しいホールのはずが、実は難しい!
隠れた難所なのかもしれないです。
ここで4以上ではまず以てマスターズでの優勝は無理っぽいですね。
15番 530Y パー5
ここは絶対的にバーディーがほしいホールで、ここで取れない選手は多分脱落でしょう。
タイガーウッズが2009年に優勝した年はこの15番はすべてバーディー!
このホールだけで
「-4」
を稼いだことになります。
2010年には2イーグル、2バーディーでなんと
「-6」
稼いだ勘定になります。
新アーメンコーナーの意義とまとめ
ホールによって、それぞれに特異なホールってあるのだと思いますが、この12番から15番までに勝利の女神がほほ笑むかどうかでマスターズの行方が決まるのは確実かと思います。
最終日のサンデーバックナインは勝負どころですから。
要はここで伸ばせないプレーヤーには、勝利の女神がほほ笑むことはないだろういう、データー分析です。
そういった意味では
「ここで勝利の女神がほほ笑むかどうか?」
まさに
「新アーメンコーナー」
そのものですね。
マスターズトーナメント・オーガスタのことは名勝負までここで完結
マスターズの歴史から名勝負編までの紹介です。
余談ですが、オーガスタの
11番~13番をアーメンコーナーと名付けたのは、スポーツ・イラストレイテッド誌 (Sports Illustrated) の記者
「ハーバート・ウィンド」氏です。
1958年のことで、それ以降使われるようになったとのこと。
きっかけは、この年のマスターズでのアーノルドパーマーの、12番でのピッチマークに食い込んだ、ボールの救済に絡む事件。
記事は、その時のことを評して
「アーメンコーナー」
と表現したようです。
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