アイゼンハワーツリーがゴルフマスターズの2014ライブ放送時間から消えた

アイゼンハワーツリーが2014年2月に切り倒されて17番ホールから消えた!
アイゼンハワーツリーはオーガスタのいわば代名詞的な象徴です。

17番フェアウェイの左サイド、ティから約210ヤード地点にそびえ立つ高さが約20メートルの巨木です。

このツリーが2014年2月10日の週の雪嵐で再生不可能なくらいの損傷を受けたため伐採されたとのことです。

とても悲しい事件でした。

毎年行われるその年のゴルフメジャートーナメントのスタート大会の

「マスターズゴルフトーナメント」

このゴルフマスターズの開催場所はジョージア州のオーガスタナショナルGCです。
このオーガスタナショナルGCでのコースの特徴は何度も紹介されています。

例えば著名なプレーヤーの偉大なプレーをたたえた

1 ネルソンブリッジ
2 ホーガンブリッジ
3 サラゼンブリッジ

や、プレーヤーを悩ませる

「魔女が住むといわれるアーメンコーナー」

などがあります。

Contents

アイゼンハワーツリーの意味と名前の由来とコース上の意味

しかし表題の

「アイゼンハワーツリー」

もその代表的な象徴でした。

aizennhawa
このアイクルズツリーは時の大統領のは「アイゼンハワー」にちなんでつけられた名前です。

さてその木ですが、木の種類はテーダ松と呼ばれる種類で、17番フェアウェイの左サイド、ティから約210ヤード地点にそびえ立つ高さが約20メートルの巨木です。

アイゼンハワー大統領は1948年から1969年までこのオーガスタの会員でしたが、この木によって散々な目にあったそうです。

またちょうどいいところにありますよね。
この木が邪魔なことは言うまでもありません。

210ヤードで高さ20メートルというと、その木を避けるには上を抜けるか、右からドローで回すかですね。

勢いフェードヒッターにはかなり厳しいのは推察します。

そのアイゼンハワー大統領はあろうことか、この木を移動するべきだと、しかも切り倒すべきだとオーガスタナショナルの管理委員会で提案したということです。

この事実は1956年のことでこの当時はアイゼンハワーは大統領2期目で現職。
しかし当時のクラブ会長の共同設立者だったクリフォード・ロバーツは現職大統領の提案を却下して、委員会を締めくくったとあります。

そのことのエピソードからこの木がその時から、

「アイゼンハワーツリー」

と呼ばれるようになったとのことです。
このツリーを何度もテレビのライブ放送時間で見ましたねえ・
懐かしいです。

この17番ホールの高さ20メートルのアイゼンハワー大統領がたびたびぶつけたこのツリーが消えたのは非常に悲しい事件でしたね。

2014年2月の雪嵐での損傷がひどく、対応可能な最高の樹木医の意見を聞いて再建、回復は不可能という結論に至ったようです。

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各プロの思い出のコメントの紹介

かつてのプロのコメントです。

カーティスストレンジアイゼンハワーツリーへのコメント

「あの木が邪魔だったかって?」
「やつは私にとっては3塁を守るジョージ・ブレット(MLBの名プレーヤー)のような存在だったよ。鋭いライナー性の当たりをしても、捕られることの方が多かった。でも気持ちを傷つけられることはなかったね」

デビット・デュバルのアイゼンハワーツリーへのコメント

デビット・デュバルはフェードヒッターです。

「あの木はどこにティショットを打つべきか本当に神経を使わせる。とても狭い範囲で打っていかないといけないんだ。木を越えて上を行くか、球を曲げてかわさないといけないんだ」

バッバワトソンアイゼンハワーツリーへのコメント

バッバワトソンは左右自在に球を曲げることができるので特にこの木は支障がないといっているようですね。

本人は

「正直に言おう。あの木を邪魔に感じたことは一度もない」

そう言い切っています。すごいですね。

アイゼンハワーツリーにまつわるエピソードの数々

1 トミーアーロンのアイゼンハワーツリートラブル

トミーアーロンはこの木によって球をなくした。おそらく木の中の枝に引っかかって落ちてこなかったのだと思います。

2 タイガーウッズのアイゼンハワーツリートラブル

2011年タイガーウッズはこの木の下の松葉からショットをした際にひどいスタンスだったために、体勢が悪くスイング中に左膝とアキレス腱を痛め、そのあとのメジャー2大会を欠場した。

タイガーウッズでさえこの木に当ててしまうくらいの木だったんでしょうねえ。

1990年代のこの時代は多くのプレーヤーがこの木を避けてボールを曲げていましたね。

上を通すプロはなかなか見なかったように記憶しています。
当時のプロの飛距離では、高さ20メートルの木をしかも210ヤード先にあるのですからなかなか難しかったですね。

キャリーでいくらほしいか大体推察できると思います。

しかしこのアイゼンハワーツリー(アイクルズツリー)はもうありません。
マスターズの大きな損失と思います。
でも自然には勝てないですね。

雪で倒れた写真もあるようですがとても悲しくて掲載はできないですね。とても残念です。

マスターズトーナメント・オーガスタのことは名勝負までここで完結

マスターズの歴史から名勝負編までの紹介です。

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