世界最古のゴルフルール13か条は1744年ミュアフィールドで制定された!
世界名門ゴルフコースのミュアフィールドのゴルフルール13か条は1744年制定の世界最古です。
R&Aがゴルフ規則を制定するのはその10年後ということです。
それとあわせてゴルフの規則5か条も制定されています。
秩序よくゴルフをプレーするための決まりごとがこの時代からあったわけです。
世界でもベスト10というかトップ10に入るコースといわれる
「ミュアフィールド」
は全英オープンがなんと16回も開催されている伝統のある古いリンクスのコースです。
「ミュアフィールド」の正式名称は
『ジ・オラナブルカンパニー・オブ・エジンバラゴルファーズ』
というらしいです。なんとも長い正式名称ですが、要約すると・・
『エジンバラのゴルファ-達の神聖な同士の集まり』
ということになるようで、このミュアフィールドは世界最古のゴルフクラブ(ゴルフコースではなくて・・・)ということになるようです。
クラブの名前がプライベート感を出していることが特徴といえば特徴のようですが、参考までに現在の会員数は550人ほどということで少ないですね。
勿論そういう古き伝統のあるコースですから、入会は厳しいのかと個人的には推察します。
それと特筆されるのは、そこで規定されたゴルフの規則が世界最古のゴルフ規則ということのようです。
Contents
1744年制定のゴルフ規則13か条の内容
この規則すごいことに私は全く知りませんでしたが、決められたのがなんと
「1744年」
といいますから今から260年以上も前のことです。
ゴルフルールの世界基準のイギリスのR&Aがゴルフ規則を定めたのはその10年後ということですので、以下にプライベートとはいえこのミュアフィールドのゴルフ規則が世界最古で、最初であるということのようです。
ではその13か条のゴルフ規則とはどんな規則だったのでしょうか?
間違えたらまずいのでそのまんま引用して張ります。
第1条:
ティはホールからワン・クラブ以内にセットすること。•第2条:
ティは地上に設定すること。•第3条:
プレー中のボールは交換してはいけない。•第4条:
ボールを打つ為に、石や骨を取り除いてはならない。ただし、フェアグリーン上で、自分の球からワン・クラブ以内なら可。(グリーン上のラインの事と思われます。)•第5条:
水、ぬかるみなどのハザードに入ったら任意に拾い上げ、それらハザードの後に少なくとも6ヤード投げて、そこからプレーを続行すること。ただし、ボールを拾ったことで、敵に1打譲歩しなければなりません。(マッチ・プレイの対戦相手は敵という表現です。)•第6条:
2つのボールが接触していた場合、後方のボールを打つまで前方のボールを拾い上げなければならない。•第7条:
ボールをホールにいれるときは、ホールに向けて打つこと。自分のライン上にない敵のボールを狙ってはならない。•第8条:
もしボールを取り上げられたり、その他の原因で失った場合は、最後に打った地点に戻って、別のボールをドロップしてプレイしなければならない。この災禍で敵に1打譲歩しなければならない。•第9条:
ホールに入れる時、ゴルフ・クラブなどでライン上に”しるし”をつけてはならない。•第10条:
人、馬、犬など、いかなるものによりボールが止められても、ボールがとまってところからプレイを続行しなければならない。•第11条:
スィング中、いかなる理由にせよゴルフ・クラブが破損した場合、ワン・ストロークとしてカウントすること。•第12条:
ホールより最も遠いボールのプレイヤーからプレイすること。(遠球先打)•第13条:
ゴルフ・リンクス保護のため、壕、溝、あるいは掘はハザードとみなされない。ボールを取り出してプレーし、いかなるアイアンクラブでも、ペナルティなしでプレイできる。
(引用元:https://www.ets77.com/ :プレーの代理店も行っているサイトです)
1条の内容はどうやら、ホールアウトしたカップの直近ということになり、グリーンとティ・グランドの区別のない土地のためこういう規則だったようですね
2条のティーは地上というか勿論地面に差し込みますから・・どういう意味でしょうか?
空中には設置できませんから・・
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クラブキャプテンからのゴルフマナーへの提言
ミュアフィールドにはゴルフの秩序を維持するための5か条が、上記のルールのほかに定められているということです。
これもまたすごいですね。
要はゴルフプレーにおけるマナー規則といえると思います。
以下引用です。
1 長いゴルフクラブを振り回し、固いボールを飛ばすゲームであるゴルフは、その方向性の不安定さもあり、くれぐれも周囲と予想されると飛球方向への安全を確かめる必要があり、その注意を怠ってはならない。
2 同伴競技者や見える範囲のゴルファーがアドレスした場合、してはならない事がある。それは、『動くこと』、『話すこと』、『ゴルファーのボールの近くや背後に立つこと』、『予想される飛球線の後方に立つこと』。
3 他のゴルファーのミスを笑ってはならない。ゴルフはミスのゲームであるのだから、誰もミスを笑うことはできない。
4 ボール探しやトラブルなどでプレーの進行は渋滞した場合、速やかに後続組をパスすること。他人に迷惑をかけないことがゴルフの本質である。
5 わずかなプレーの痕跡さえも残してはならない。自らがコースに与えた損傷やクラブハウスに与えた痕跡は勿論のこと、他人が残したものも含めて、残してもならない。自然愛護の精神はすべてのゴルファーが持つべきである。
(引用元:https://www.ets77.com/ :プレーの代理店も行っているサイトです)
まあ平たく言えばゴルフマナーですよね。
打ち出す方向に人がいるときは注意するとか、声をかけるとか言うのは当然の行為ですし、ミスを笑うなんてこともゴルフではあるまじき行為なわけです。
しかしこういった今では当然なことも、当初は不自然なことだったのかもしれませんね。
「一体ゴルフとはどう楽しめばいいのか・・相手に対する配慮や安全に楽しくプレーするためには・・」
そういう指針というのはあって当然でしょうが、今から随分前にすでにこういうのがあったというのはさすがゴルフの聖地にふさわしいと思います。
なおこの5つの規則は今でもミュアフィールドのクラブハウス内に大切に保管されてるということです。
古き文化を大切にする気持ちってとても大事だと思います。
しかしゴルフの歴史を考える時に、このイングランドの古きオールドコースはゴルファーの聖地であるというのは本当に理解できる上記のないようです。
1アマチュアゴルファーとしてとても尊敬いたします。
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