ライダーカップは人名で歴史的ないわれとマッチプレーの大会の意味

ライダーカップは、サムエル・ライダーという方の人名で、アメリカとイギリスのゴルフマッチという歴史的ないわれがあります。

大会はマッチプレーであって、マッチプレーであるが故の大会の意味がありそうです。

取り返すことができない勝負、マッチプレーだからこそプレーヤーは真の英雄なのだと思います。

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ライダーカップ(Ryder Cup)はゴルフのヨーロピアンツアーとアメリカPGAツアーの対抗戦で2年に一度開催されます。

文字通り国の威信をかけたガチンコ勝負です。

開催年は偶数年と決まっていますので、今年2016年は開催年に当たります。

このライダーカップは皆さん熱くなるようです。
殆どお国とお国のゴルフのプライドをかけた試合です。

負けると大変なブーイングでちょっとかわいそうになるほどですね。

主催は

「ライダーカップ・リミテッド(PGAヨーロピアンツアーの子会社)」
「全米プロゴルフ協会」

この2つの団体の主催になります。
コースは持ち回りで、今年z(2016年)はアメリカで開催されます。

今年の開催コースはミネソタ州チャスカにある

「ヘイゼルタイン・ナショナル・ゴルフクラブ」

で開催されます。

ライダーカップの歴史

ライダーカップの発端は1927年といいますから今から約90年ほど前に、イングランドの大富豪の

「サムエル・ライダー」

という方がこの国別対抗戦を提案したことから始まっているようです。
その時はゴルフといえばイギリスとアメリカです。

全英オープンと全米オープンはともにメジャータイトル。
全米プロ選手権もこの時には始まっています。

なのでこの二国の対抗戦という意味合いが強かったのです。

それが1979年に欧州連合というチーム名が出てきますからこの年から全ヨーロッパ体アメリカという形になったのだと思います。

まさにEU対アメリカということになりますね。

開催年は奇数年ということに決まっていたようですが、2001年にアメリカ同時多発テロの影響で中止になったために、翌年の2002年に延期。

それ以降は偶数年ということになりました。

この大会の特徴の一つに賞金がないということがあります。

選手には何が与えられるか?

「名誉」

です。

勝敗の行方はマッチプレー

このライダーカップはストロークプレーではありません。
マッチプレーで行われます。

本来ゴルフはその昔マッチプレーから始まったといわれているようです。
全米プロ選手権は当初からしばらくの間マッチプレーでした。

この場合のルールですが、初日と二日目は2:2のチーム戦で行われます。

4人全員がプレーしていい方のスコアが採用する方法と、フォアサムによって4組づつ行うとあります。

このフォアサムは一個のボールを交互に打っていく方式です。

3日目はこれが問題です。
いよいよ最終日です。

これは1対1のマッチプレー、いわゆる「シングルマッチ」で行われます。

各チームの勝ち点は1引き分けは0,5負けは0点でカウントしていきます。

この辺のルールは年度によって替わってるようなのでこのままのルールがこれからも適用されるかは未知数ですが、今はこのようです。

ライダーカップの選手の選抜方法について

ライダーカップが行われない年のメジャー最終戦の全米プロ選手権の開催週、またはその前後の賞金ランキング対象試合までの、出場選手の成績をポイント化して上位10人を選ぶという規定になっているようです。

そして残りの2人はキャプテン推薦とあります。

したがってメンバーは12人となります。

PGAはアメリカ国籍でUSPGA登録をしているもの。
ヨーロッパツアーはヨーロッパの各国の生まれでヨーロッパツアーに登録しているものということになります。

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ライダーカップの一つの物語

2010年大会でのこと。
この時は第38回大会で、ウェールズで行われました。
好天続きで最終日が日曜日の予定が月曜日になってしまったのです。

まあそれはいいとして・・波乱が・・

当初は奥州チームの圧勝かと思われたのですが、USAチームが巻き返しを図って、最終組の最終ホールまでもつれこんだのです。

そうなるとこの最終組の方は本当に大変です。
何しろ自分の優勝が懸かってるのならまだしも、これはお国の威信がかかっているのです。

自分のことなんてなんてちっぽけな・・そんなイメージですね。

この時のプレーヤーは
アイリッシュのG・マックと度胸満点のハンター・メイハンという組み合わせ。

最終ホールはパー3.

マックは無難に右サイドにワンオン。
しかしメイハンはグリーンまで7ヤードのところで花道に。
そして次の第二打のメイハンのショットに釘付け!

そこにいたギャラリーも、アメリカの国民の圧倒的な数の人間と、イギリスはじめとするヨーロッパのテレビ観戦のギャラリーと、それと全世界に実況中継している世界中の何億人かの人間がテレビに釘付けです。

グリーンエッジからカップまで12ヤード。
何のことはないカップの前に障害物という、バンカーも何もない普通のアプローチなのですが、メイハンの打ち出したボールは6ヤードしか飛ばずまさかの、グリーンにさえ届かずにカラーで止まってしまったのです。

叫び声にかき消されたテレビカメラが駆け寄ったのですが、ハンターは流れる涙を覆い隠そうともせずに泣いてしまったのです。

涙を隠そうともせずに・・

あとでハンターが言った言葉ですが、あのアプローチは10回打ったら9回は1ヤード以内に寄せられるショットだ。でもそれができないのがライダーカップだ。

そう言ってます。

実際にはこういっています。

「あの時の雰囲気を言葉で表現することはできない。あれだけの人がいながら空気の流れを全く感じなかった。あのときのアプローチはよく覚えている。ライを見ても高度な技術を必要とはしていなかった。10回トライしたら9回は1ヤード以内に寄せられたろう。
しかし、アドレスに入ったとき両腕は何時間も氷の中に閉じ込められていたかのように固く凍りついていた。指先がかすかに震えていたのを周囲に悟られないようにしていた。周囲の空気は僕が人生で経験したことのない緊張感に包まれていた。一瞬僕はどうして良いか分からなくなってしまった。ライダーカップはそういうプレッシャーに打ち勝ったものだけが勝利を得る。僕はそれが果たせなかった」

お国という威信という前には、個人の感情は小さなものに感じてしまういい例だと思います。

このプレッシャーに打ち勝てるメンタルってホントすごいと思う。

確かアメリカの大統領が激励して送り出すんじゃあなかったっけ?
(これは定かではないですが、テレビでオバマ大統領との記念写真に納まってるのを見たような気がします)

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