全米オープン名勝負ジャックニクラウスとパーマーの1962年の対決

1962年の全米オープン名勝負編・
ジャックニクラウスとアーノルド・パーマーのオークモントカントリークラブの対決。

ニクラウスが初めて全米オープンに勝利した記念の対決がくしくも当時のアメリカゴルフ界のヒーローのパーマーだったわけです。

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ジャックニクラウスのゴルフの伝説はこの年から始まります。

ニクラウスは1962年のまさにこの年にプロに転向します。
ニクラウス22歳の時です。
アマチュアの時にはすでに殆どのタイトルを総なめにしていました。
全米アマにも2回優勝しています。

しかしプロになって簡単に勝てるほどゴルフは甘くはありません。
プロ転向して17試合経過しても中々勝てませんでした。

1962年の全米オープンの舞台はオークモント

そして迎えたこの年のメジャータイトルの

「全米オープン」

伝説はここから始まります。

この頃の米国のゴルフ界ではなんと言ってもヒーローは

「アーノルド・パーマー」

です。
そのゴルフスタイルは豪快で攻撃的といわれました。
そしてその熱狂的なファンは

「アーミーズ・アーミー」(アーノルドの親衛隊)

と呼ばれるほどでした。

この年の全米オープンの舞台はペンシルベニア州の

「オークモント・カントリークラブ」

です。

大会主催者この大会を盛り上げるためにこんな計らいをすることに。
なんとパーマーと二クラスを予選の同組にしたのです。

アマチュア時代から注目のニクラウスですが、このオークモントはパーマーのまさに地元です。
いまや人気絶頂のパーマーと短髪で巨漢00キロのニクラウスの対決にギャラリーは興奮のようでした。

しかしこのペンシルバニアはアーノルドパーマーの地元ですから、パーマーがバーディーを取ると拍手が鳴り止まなかったようですが、ニクラウスがバーディーを取ると足をならしたり、飛び上がったりという所作で完全アウェーの洗礼を受けることに。

2日目終了時点でパーマーは3アンダーでトップタイ。
ニクラウスはイーブンでした。

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(Golden Bear公式サイトより引用いたしました)

そして3日目はパーマーとの差を1打縮めてパーマーは2アンダーのトップタイでニクラウスはイーブンで2打差を追う展開になって最終ラウンドに突入!

最終ラウンドのまさかのニクラウスの大逆転で首位タイに!

最終日まさにパーマーの進撃が開始!

2番、4番でバーディーダッシュで7番までになんとニクラウスに5打差をつけるという展開に。
ところが9番で3打目をミスショットでまさかのボギー。

ここからジャックニクラウスの猛チャージが後半にかけて始まり、上がってみれば283の1アンダー!
この時点でパーマーの結果を待つ状態。

最終18番のパーマーはこの時点でニクラウスと並んで1アンダー。
その2打目で手にしたのは4番アイアン。
絶対のここでバーディーで決めてやるという決意で放ったショットはピン10フィートに見事2オン。

熱狂的なファンは惜しみない拍手なのですが、ところが慎重にラインを読んで打ったパットが僅かに曲がらずにカップを通過していくのでしたねえ・・

これには入れて大歓声の準備をしていたアーニーズアーミーは、歓声どころかため息に変わって行きました。

ということで今度は18ホールストロークのプレーオフに突入です。

翌日プレーオフのスタートの1番のドライバーショットでいきなりパーマーを30ヤードほどオーバードライブ!
ニクラウスはここでも昨日の好調を維持し、4番6番でバーディを重ねるのですが、パーマーはスタートの1番でボギースタートと苦しい展開に。

パーマーは6番でもボギーを打ちます。

しかしパーマーも然る者、11番12番で連続バーディーをダッシュし、しかしながら18番を上がってくるときにはニクラウスが2ストロークリードしていました。

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すべての名勝負が決するのは18番のグリーン上である!

いつの時代も勝敗を決するのは18番です。
しかもグリーン上で。
それが名勝負の名勝負たるゆえんなのだと思います。

これで勝負は90ホール目です。
ニクラウスはティーショットをミス。
パーマーはセカンドをミス。

3打目をニクラウスは9番アイアンでピンそば12フィートに。
パーマーは考えた末にピンを狙ったチップショットを放ちますが、これが僅かにピンを掠めながらしかも、グリーンの反対側にこぼれてしまうのです。

これで勝負あったのですが・・・

nikuraius000
(Golden Bear公式サイトより引用いたしました)

ここからがドラマの始まりです・・・

パーマーはグリーンの反対側から寄せに行きます。
しかしニクラウスのファーストパットが20インチに寄ったのを見てパーマーはそのボールマーカーを拾い上げてしまうのです。
所謂マッチプレーで言うコンシードなのですが、これはストロークプレーです。

パーマー本人にとってみればゲームセット、ギブアップの意思表示だったのでしょうが、しかしこれはストロークの勝負!

ニクラウスはマーカーを再度置きなおしてウイニングパットを沈めました!

そのあとのパーマーの言った言葉が面白いですねえ・・

「あの大きいやつは今、ケージから抜け出したところだ。
みんなやつを追いかけた方がいい。」

ジャック・ニクラウスは才能が今開花したところだから、これからはあいつを追いかけてよく見ておいたほうが良いぞ!

こんなところでしょうか・

愛称がゴールデンベアーですからケージから抜け出したとはよく言った例えですね。

その後もこの二人の勝負は1966年コロンで続くのですが、その後はもうみなさん御存知のように、

「ジャックニクラウスの時代」

がやってきて数々の記録を塗り替えていくことになるのです。

この二人こそ古きアメリカのゴルフの伝説と言って、これにふさわしいいでしょう。

私はそう思います。

ゴルフ全米オープン名勝負と開催コースと歴史の紹介のまとめ

全米オープンの名勝負と開催コース紹介とさらに歴史などの紹介をまとめてみました。
まだまだ不足なのですがとりあえず・・さらに追加していきます。

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