ベスページブラックコースの歴史と設計者は誰?PGA選手権開催コース!
「ベスページ・ステートパーク・ブラックコース」(Bethpage State Park (Black Course))の、設計者とコースの歴史を紹介します。
また、その方の設計したコースが、ベスト100ランキングに、ランクインのコースが数コース入ってるので、そのコースもリスト化して紹介します。
「ベスページ・ブラックコース」は、2019年全米プロ選手権(PGA選手権)の開催コースです。
誰でも予約すれば、プレーができるパブリックコース(公営)ですが、世界ランキングベストコース100にランクインしている、珍しいコースです。
2017年ゴルフマガジンのランキングでは、52位にランクしています。
ベスページ・ブラックコースでは、これまでに全米オープンが2002年と、2009年と2回開催されています。
歴史は、古く1035年までさかのぼります。
1929年の、株の大暴落で始まった世界大恐慌の、内需拡大策のケインズ理論の象徴の(たぶん・・)
ニューディール政策の一環で、ベスページ州立公園内に、ゴルフコースが設置されることに!
そこかから、ベスページの歴史が始まったようです。
Contents
ベスページ・ブラックコースの歴史と設計者は誰?
上記のように、ベスページ州立公園に、ゴルフコースを造成したのが、歴史の始まりです。
開場は1936年。
マスターズの、オーガスタが開場して、第一回大会が1934年。
アリソン氏が日本に来て、廣野や東京ゴルフ倶楽部朝霞コースや、霞ヶ関の改修や川奈を設計したのが1930年。
いろんなコースの歴史が、オーバーラップする時代です。
ベスページ・ブラックコースの設計者は?
「A・W・ティリングハースト」(アルバート・ティリングハースト)
という方です。
彼が設計したコースで、傑作がもう2コースほどあるようです。
- 1:バルタスロールゴルフクラブ:世界ランク:74位
2:ウイングフットゴルフクラブ西コース:世界ランク:27位
2:ウイングフットゴルフクラブ東コース:世界ランク:83位
3:サマーセットヒルズカントリークラブ:世界ランク:75位
4:サニングデールカントリークラブ:世界ランク:80位
5:サンフランシスコGC:世界ランク:25位
6:クェーカーリッジ:世界ランク:78位
7:ニューポートカントリークラブ
(ゴルフマガジン社2017年世界ランキングコースより)
などなど・・
*あってると思うのですが、間違っていたらスイマセン。
他にも多数ありますが、ベスページブラックコースも含めて、世界ランキングに名を連ねています。
バルタスロールは、青木功とジャックニクラウスの、全米オープンでの名勝負で有名です。
何度も、ここでは全米オープンが開催されている名門コースです。
A・W・ティリングハーストはどんな人で当時の状況は?
名前は?
「アルバート・ティリングハースト(1874-1942)A. W. Tillinghast」
です。
あだ名は
「恐怖のティリング」
といわれて、キャラクターのというか個性が、かなりきつかった方のようです。
人生経験はまさに破天荒で、元は不良少年の仲間入りで、まるで裕福な家庭に育ったことに対する、抵抗のようにも感じます。
フィラデルフィア派の中核。
生まれは、裕福な家庭だったとあります。
もとは、不良少年でしたが、20歳で完全に更生して、結婚!
結婚で人生を構成したかは、定かではないですが、個人的な想像ですがそのような気がします。
その時の仕事は
- 1:美術品の収集
2:小説の出版
などなど・・
ティンリングハーストとゴルフのきっかけはトムモリスシニア!
きっかけは、スコットランドを旅した時に、ゴルフに出会い、目覚めたこと。
そしてトムモリスとの出会い!
完全にゴルフの虜になった、ハーストは毎年のように、スコットランドで、トムモリスに指導を受けたといいます。
腕は、どうだったんでしょうか?
記録を探したのですが、無かったですね。(残念)
そしてプレーだけでなく、ゴルフコース設計にも興味を持つように・・
当然その、その指導も受けたのではないでしょうか?
ティリングハーストが20歳といえば、1994年。
全英オープン第一回が1860年ですから、トムモリスシニアはセントアンドリュースを整備してる最中??
トムモリスシニア(1821~1908)は、全英オープン開催のルーツのかた。
元々は、一節には
「アラン・ロバートソン」(プロ第一号ともいわれています)
の追悼試合だった・・そういう意味でも語られているようです。
当の、ティリングハーストは32歳の時に、友人の農場をゴルフコースにしてしまった??
それほど夢中になったようです。
設計したコースの出来上がりと評判は、素晴らしく特に名を挙げたのが、上記でも紹介したコースで
- 1:バルタスロールゴルフクラブ:世界ランク:74位
2:ウイングフットゴルフクラブ:世界ランク:27位
は特に評判が良かったようです。
そして・・億万長者になったそうな・・
事務所はマンハッタン!
服装は、まさに上流階級のなりで、ゴルフコースに出かけて設計していたそうですよ~~~
が・・・時は大恐慌の嵐!!
1929年の株の大暴落で、一転窮地に・・
その先は想像に任せします。
そこへ、話が舞い込んだ「ベスページ州立公園」内に、ゴルフコースを設置するという、内需を喚起する政策。
この工事には・・
- 1:造成のために2400人の雇用
2:開場時は800人のキャディーの雇用確保
現在の利用者数は、1994年296,000ラウンド。
一コースあたり約6万人といいますから、すごいですね。
ちなみに、ベスページには5コースあります。
ベスページ・ブラックコースの歴史は?
というわけで、大不況乗り切りの内需拡大策での一環での
「ベスページ州立公園」
での、ゴルフコースの新設。
そこで・・・どうしたか??
1:隣接のレノックスヒルズカントリークラブ(1923年開場、デヴェルー・エメット設計)を買収して、ティリングハーストが改造!
このコースは
・グリーンコース
として1935年・・一番最初にオープン
同じ1935年に
- 2:ブルーコース
3:レッドコース
をティリングハースト設計でオープン。
そして、満を持して
4:ブラックコース
が1936年にオープン。
これで4コースです。
1958年に「アルフレッド・H・トゥル」の設計で
5:イエローコース
が開場しています。
この増設は、混雑解消のためだそうです。
そんなに混むの?
何せ、州立公園内ですから、公営です。
したがって・・安い!
例えば時期はいつにせよ・・料金が18ドルとか・・20ドルとか・・安!!
そりゃあ~~混むね!
ブラックコースに秘めたティリングハーストの思いは?
ベスページブラックコースは、公営なので誰でも気軽にプレーできるようです。
が・・問題は其の難易度!
その理由は?
ティリングハーストは、自分のゴルフコースの設計の集大成に、このブラックコースを選んだようです。
他の三つのコースは一般向けに・・しかしブラックコースは、全米オープン開催並み??
それを目指したような気もします。
それまでに設計して、大好評だった
- 1:バルタスロールゴルフクラブ:世界ランク:74位
2:ウイングフットゴルフクラブ:世界ランク:27位
に匹敵するか、それ以上の難度のコース!
それは一般のアマには、難しいですね。
で・・こういう看板があるそうです。
ーWARNINGー
「警告:ブラックコースは極めて難しいコースなので上級者のみプレイすることをおススメします」
という警告文があるんだな。
他のコースとは、全く作風が違うという感想が、あるようですね。
・・・・・・・・
PGA選手権記念の限定シューズです。
記念委はいいかもしれませんね。
私は以前の会社では、接待ゴルフ要員でした。
その時の経験を、記事にしてみました。
接待ゴルフの意味と勝つか負けるか?会話などの経験をまとめてみた!
・・・・・・・・
バーディーはティリングハーストが語源だった!
さてさて・・誰でも、バーディーをとたっときはうれしいですね~~
私も何回やったかな?
覚えていませんが、それは一年に何十ラウンドもやっていれば、いくらなんでも私でも、何度もやってます。
あるゴルフコースで、ティリングハーストがロングホールを2オン!
その時に同伴競技者が
「ライク・ア・バーディー」
翻訳すれば、鳥のようだ!または鳥のようなショット・・まあ・・こんなような意味かと。
それで、規定だよりも1打少ないのを
「バーディー」
というようになった・・そのようなことのようです。
諸説あるようで、なずけたのも
「ティリングハースト」
であるという、記述もあるようですが、どっちなんでしょうか?
いずれ、この名づけには、キーパーソンだったわけですね。
・・・・・・・・・
関連記事
PGA選手権での、最多優勝記録や、日本人の最高位の歴史などを、まとめてみました。
全米プロゴルフ選手権最多優勝記録は誰?日本人最高位とスコア記録!
PGA選手権の出場資格は?
規約について紹介しました。
全米プロゴルフ選手権の出場資格は?参加プロは何人で予選カットは?
・・・・・・・・・・
ベスページブラックコースの歴史と設計者のまとめ
ベスページ・ブラックコースを設計したのは
「アルバート・ティリングハースト(1874-1942)A. W. Tillinghast」
です。
開場は1936年。
ベスページ州立公園の中にあります。
この中に5コースあるのですが、4コースがティリングハーストの設計!
ブラックコースは、本人のゴルフコース設計の、集大成と位置づけしたようです。
確かに素晴らしいコースで、公営のパブリックコースでメジャーが行われるのは、他には
「トーリーパンズ」
のみのようです。
- 2002年:全米オープン:タイガーウッズ優勝
2009年:全米オープン:ルーカス・グローバー優勝
2019年:PGA選手権(予定)
過去は、全米オープン(USオープン)が二回開催されています。
そして2019年に、PGA選手権(全米プロ選手権)が開催予定です。
タイガーウッズは、マスターズで2019年に完全賦活を印象付ける、勝利を上げました。
一度、ブラックコースでの、全米オープンで優勝してますから、これ連勝したらすごいことになりそうな・・まさに歴史を作る??
そんな期待も高まりそうな予感がします!
・・・・・・・・・・
キャメロンのPGA選手権の記念ヘッドカバーです。
スコッティーキャメロン使用の方はいかがですか?
関連記事
2019年のPGA選手権の、賞金総額などの概要について紹介しました。
賞金額は驚く金額です。
全米プロ選手権2019の優勝賞金や総額は?コース設計者や歴史も紹介!
PGA選手権の歴史について書いてみました。
全米プロゴルフ選手権の歴史と優勝回数ランクとジョンデイリー優勝!
当初はマッチプレーでした。
しかも一週間というすごい長丁場!
しかも全英オープンと同時期の開催!
スポンサーリンク