ゲーリープレーヤーがマスターズ優勝することができた長尺ドライバー!

ゲーリー・プレーヤーがマスターズを制覇、優勝を可能にした長尺ドライバー!

飛距離で見劣りして、オーガスタで勝つことはないだろうと思っていたプレーヤーが、勝利することができたパーシモンドライバーの44インチ化!

常識を変えた設定でメジャー全てに勝利することに。

ゲーリー・プレーヤーは1961年、1974年、1978年と3回マスターズに勝利しています。

特に1978年の最終日の大逆転劇はマスターズの歴史の中でも名場面で有名です。
なんといっても最終日のスコアが

「64」

という当時としては考えられないスコアで、この64という記録はまだ破られていない最少スコアになります。

ゲーリープレーヤーはすべてのメジャー大会に勝利したグランドスラマーで、メジャーは9勝です。(これは歴代4位です)

グランドスラマーはアマチュアのボビージョーンズを含めて6人しかいません。
そのうちの一人です。
(ボビージョーンズ以外はすべてキャリアグランドスラム)

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(ウィキペディアよりの引用です)

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ゲーリープレーヤーの転機になった長尺ドライバー

“The harder you work, the luckier you get.”
(ゲーリー・プレーヤー)

この言葉が示すように以下に紹介する努力を行ったようです。

ゲーリー・プレーヤーが初めてマスターズに出場した時のエピソードですが、1番ホールの軽い右ドッグレッグのホールですが、この右のコーナーにはクロスバンカーがあるのです。

飛距離の出る選手はそこをオーバードライブしてくのですが、プレーヤーはどうしてもそこを越えられないので、バンカーの左にティーショットを打っていくことに。

オーバードライブした選手はセカンドがショートアイアンに近いクラブなのですが、プレーヤーン場合はどんなに頑張っても5番のミドルアイアンになってしまうんです。

他選手が9番のところを7番ならまだしも、8番で打っていくところを自分は4番とか5番ではこれは狙っていくときに球を止められません。

ましてオーガスタのグリーンは高速・・

さらにもっとひどいのはロングホール。
他選手が2オンするところをどうしても飛距離が出ない自分はまず以て無理!

そしてゲーリー・プレーヤー自身の言葉で言ったことですが・・マスターズに一度出てこんなことを言っています。

「マスターズには絶対に勝てないと思った」

それが3度も勝っているんですから・・

なんで?

そこでプレーヤーが考えたのがシャフトの長尺!
ドライバーのシャフトを

42,5インチ → 44インチに変更したんです。

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44インチシャフトの問題点は?

この時代のドライバーはパーシモンにスチールシャフトの時代です。
その時代にあって44インチというのは全く奇想天外な、ハードなクラブになるわけです。

しかしプレーヤー自身は本気の本気でその長尺の飛距離にかけたんです。
しかし簡単ではやはりなかったようで、そのクラブの長さにあった、要は振り切れるようなトレーニングを重ねたといいます。

そして念願の飛距離アップを実現。

今では46インチというのが主流のデカヘッドの460㏄というのが普通なのですが、当時としては画期的な発想だったんだと思います。

いずれマスターズで勝つことはないだろうと思っていた、ゲーリープレーヤーの発想の転換で飛距離をアップして、のちに全メジャーを制覇するグランドスラムを達成するのですからすごいです。

現在の往年のプレーヤーでマスターズのスターターを務めるジャックニクラウスと、アーノルドパーマーとのいわゆる

「ビッグ3」

の一角です。
アーノルドパーマーが今年から辞退するのはちょっと寂しいですが、スターターのは立つようなのでなんかうれしいですね。

ゲーリープレーヤーは自身のウェアも含めて使用する用具のすべてを黒で統一していました。

その為にBlack Knight(黒い騎士)の異名を取っていました。
まさに黒い騎士そのものだと思います。

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